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日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

深蒸し茶は昔「黄緑色かちょっと赤みを帯びた色だった。」

深蒸し茶は昔「黄緑色かちょっと赤みを帯びた色だった。」

さて、写真は正しく「しとり(≈ 恒率乾燥を維持した状態)」のある製茶が行われた茶葉の変化です。:協力:横沢共同 2013年撮影
再現性が高く、細く撚り過ぎない製茶。手揉み製から機械製への移行が正しく行われている証です。

茶葉の変化

かつて、形状ばかりを意識して、蒸熱が足りない茶、きりきりと細く作ることをした茶は香味に乏しく、苦渋味の強い茶になりました。形状ばかりを重視した結果、「茶は見る物にあらず、飲むものなり」の言葉を生む事になったのでしょう。

蒸熱時間を長めにとり、効率よく「湯びく茶(湯びき茶):茶葉を茹でて作る製法の茶」を作ろうとしたのが「深蒸し茶」と呼ばれるようになった茶の始まりです。(※深蒸し茶のルーツ編纂の際に調査)

茹でられた状態の茶葉は軟らかく「形状を残しながら乾燥度を高める事」を考えて設計された機械での製茶が非常に難しかったのです。水分量が多く、潰れた茶葉は熱風が通りにくく、水色は黄緑から赤を帯びた色になりがちです。それが、かつての深蒸し茶の水色の理由です。

尚、背面送風の粗揉機はこの欠点を補おうとして考えられたものです。(発想としては既に大正時代にあったが、その風量を加熱するだけの熱量を発生させる火炉:バーナーなどが無かった。)

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