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日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

「日本に行って日本茶を飲みたいなあ。」の気持ちが湧きあがるように。

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2012年1月、ご縁があり訪れたブルゴーニュのワイナリー。真摯な生産の様子は摘採に使用する道具や伝えてくれた言葉の中に確かに感じられるものでした。エチケットにはブドウ摘みのカゴを肩に背負う男性が描かれていました。

見学の途中、納屋に仕舞われた端々が染まったカゴを見上げて、お茶の手摘み用の茶びくを思いだしたのを覚えています。

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「国外への販売などはどう思いますか?」と訊ねると「以前は行ったけれど、最近は国内のお客さんを大事にしているので余り考えていない。」といった旨の答え。代々受け継がれる非効率にも見えるワインの生産はそのまま、山間地での茶生産に繋がるものです。そして、生産量はワインよりも少ないのがそのような「日本茶」です。

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本当に良い物は本来、海外へは出ないものです。その価値を認められ、国内で大事にされる。富裕層にとの掛け声を耳にしますが、日本茶など高価格といっても、100gでやっと5ケタに届く程度の製品であり、その生産量など年間で100㎏程度。

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数千万のクルマや何百万のプライスタグが付けられた時計などではありません。手が届かないものでは無い品であること。これは急須も同様です。

海外の方が日本茶を好いてくれるのは本当に有難い事だと思います。そうであればこそ、日本で楽しむ茶についてをもっと大事にしたい。

日本において独自の進化をとげた「蒸し製の緑茶」。蒸し製は製造に「水」を使う製法です。

その土地に降った水で育ち、その土地の水で作り、その土地の水で飲めるお茶。それが抹茶を含めた「日本茶」です。

インターネットの普及によって情報の発信が手軽になった世紀。「日本に行って日本茶を飲みたいなあ。」の気持ちが湧きあがるように伝える事も出来る時代です。そして、その想いに応えられるようにする。それこそが大切な事と思うのです。

日本に暮らす人に、日本茶を普及ではなく、日本茶の面白さを伝える。遠回りに見えるけれど、それが海外へ継続して日本茶を売る大事な一歩。「ならでは」の品と楽しみこそが生命線です。

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