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日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

海を越えた日本茶。 いつか、海の向こうで。

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静岡茶共同研究会の流れで蘭字に関しての資料を拝見する機会に恵まれました。蘭字研究の第一人者である井出さんのお話しを直接聞けるとは数年前まで思ってもいませんでした。ありがたい事です。

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ただ綺麗なラベルというのではなく、何故この様なラベルがわざわざ作られたのかなど興味は尽きません。美しいラベルの貼られた茶箱はアメリカのティーショップに到着したらそのままディスプレイになったそうです。

ひょっとして、当時のアメリカの写真の中にそんな様子が残っていたら面白いとも思います。

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日本茶のような硬度の高い水への適応幅の狭いお茶を売る苦労はどのようだったのだろう。センテッドや紅茶、コーヒーの方が何倍も分かりやすい商品であったろうに。とモノ売りの私は考えてしまいます。

時は流れ、日本茶が輸出作物であった事を知る人は僅かになりました。養蚕のように産業として萎めばそれに関わる人もいなくなり、伝える声も消えていくものです。それを止める事は出来ません。

ご縁があって2012年にパリにて日本茶に相応しい水でお茶をいれました。その時の現地の方の笑顔は日本のそれと変わりませんでした。パリの取引先オーナーが通訳してくれた言葉は「日本茶ってこんなに美味しいのですか。」でした。

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先人達が日本の事を想いながら展開した茶の輸出。品種も増え、かの昔には無かった香味が楽しめるようになった21世紀。
水 、お茶、茶器を吟味して、セレモニーではなく楽しめる日本茶をアメリカで呈してみたい気持ちが心のどこかに浮かんできます。

まあ、お茶でも飲みましょう。

いつか、海の向こうでこの言葉を。

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