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日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

築地東頭の摘採製造が始まりました。

5月23日、標高800mの手摘み専用茶園にて摘採が始まりました。至高の茶「築地東頭」生産開始です。

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DSC05204.jpg 摘採前に撮影した園地画像です。

一般で目にする蒲鉾型の茶園ではなく、一本一本の樹を大きくする自然仕立て茶園。自然仕立ては、新芽ひとつずつを力強く育てるための親葉の大きさと葉の数(葉層)を最大限確保出来る栽培方法です。

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美しい原葉。

生産者の築地さんはいいお茶を作るために特別なことは何もしていない。当たり前のことをただ当たり前に、でも何も手を抜かずにしているだけだといいます。

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築地勝美さん

最良の原葉の持つ香気、味を損ねず「茶」とすることの難しさ。蒸しによる殺青はピンポイントを狙い、実際の理想的な蒸し時間は一瞬なのだと言うことに気づかされます。

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この茶工場で行われているのは、手揉み茶を機械製茶で実現し、手揉み茶を越える香味のお茶を生み出すこと。それは機械製茶の理想を追うものです。

丹精された園地で育てられた茶葉で作られる「茶」が美味しくないはずはありません。このレベルで語られ望まれるのは「美味しい」だけではありません。既に「美味しいこと」などは当たり前であって、それ以上を求めている「茶」。
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精揉後の茶。手から逃げるような艶やかさです。

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完成した荒茶。

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拝見茶碗の中の茶葉、熱湯で立ち上がる香気、香味。先人が積み上げた技術の集大成を見るようです。
園地で最高の原葉を育て、理想を追った製茶をして出来た荒茶を、仕上げの技術で更に磨きあげて製品にする。
本物の蒸し製法の日本茶は「飲むことが出来る芸術品」であり、世界に誇れるものです。

本物はどんなものでも大量生産など出来ようはずはなく、大型機械を使ってコンピューター制御でつくれるなどというのは人の都合で語る絵空事です。市場を席巻する茶のミンチを乾燥させたようなシロモノはもはや本物の茶とは全くの別物。

至高の冠をかける茶に到達点はありません。毎年、毎年異なる気候、栽培条件、原葉。人を試すような事柄は山ほどあります。理想の高みへどこまで近づけるのか。

今年の築地東頭が製品として登場するのは6月上~中旬になるでしょう。ご期待ください。


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日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)


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