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日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

和多田式茶器「葉の雫」をコーディネートさせて頂いております。

常滑出張のもうひとつの目的が、先日ご紹介させて頂きました和多田さんの今日からお茶をおいしく楽しむ本にも登場している和多田式の茶器のコーディネート。「すすり茶」という呼び名で氏のアイデアによって生まれたユニークな茶器です。望む形状、機能を伝えながら職人諸氏と打ち合わせを続けてきました。約1年を掛け数回の試作を重ね、今回で内容的にもまずは完成形です。

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この茶器の形状、使い方は実に面白いものです。しぼり切りでもなく、片口でもない。いれている時の様子は朝露の雫が一枚の葉から滴り落ちるようです。そんな呈茶イメージから呼称として「和多田式茶器 葉の雫」となりました。道具というのは簡単に見えるものほど実は難しいものです。開放系の茶器である「葉の雫」のポイントは底面から縁にかけての形状、そして注ぎ口。茶葉にストレスをかけずにいれる事が重要になってきます。

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工芸作物として真面目に作られた茶はその形状、色ともに美しいものです。その姿を見ながらいれる。また、穏やかに立ち上がる香気を楽しみやすいのは開放系茶器のいいところです。

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和多田さんのお茶の個性を見極め、これまでの視点ではないお茶のいれ方の提案。「一杯の茶」を表現するためにお茶と向き合う姿は感心させられることもしばしばです。お茶をいれること、呈するということに権威などは全く必要ありません。こうでなくてはならないなどというものもなく、思いやりや大切だと思う気持ちがちゃんと伝わることに尽きます。

「日本茶のソムリエ」最初はなんだかとても奇異に聞こえた言葉でしたが、今の和多田さんの姿を見ていると違和感がなくなりました。今後がとても楽しみですね。



日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)


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