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日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

日本茶インストラクター協会主催 日本茶審査技術研修会~静岡~

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本日、静岡茶市場においてNPO法人日本茶インストラクター協会主催 日本茶審査技術研修会が開催されました。通信講座を補う形での集合研修でしたが、実に88種類の資料茶が一同に用意された有意義なものでした。これだけの資料茶を集めることは費用の面でもかなり難しいことで、関係諸氏のご尽力には頭が下がる思いです。ありがとうございました。

内容は
荒茶外観審査「品質・茶期・産地」
茶期荒茶内質審査「産地・欠点・品種」
仕上茶外観「産地・品質(普通蒸し・深蒸し・玉露+かぶせ)」

中でも茶業者以外の方がほとんど目にする事がないであろう「欠点茶」についての内質審査は、業界外資格保持の方には値打ちのあるものだったのではと思われます。なぜなら様々な欠点茶は一般流通に乗る前にはじかれてしまったり、仕上の技術で修正されますからそのままの状態で手にはいることはまずないのです。ちなみに用意された欠点茶は「葉傷み」「むれ」「青臭」「萎凋」「火香」乾燥不足」「煙臭」変質臭」でした。
今回の資料用欠点茶はあえて、欠点があるように作るもので特定の欠点を目立たせる製造はある意味大変なことです(欠点は複合されて発生するものであり、今回の資料茶の「青臭」も蒸れ、葉傷み、変質などの多くの欠点を内在していました。資料茶の性質上、経時変化によって「青臭」は無くなってしまっているのはご愛嬌。←なぜかはちょっと考えるとすぐわかります。)

このほかにも、京都の玉露や鹿児島産の普通蒸し煎茶など私の扱いにないものにもじっくりと触れる事が出来、彼の地の茶園の様子やお茶作りの姿勢などに思いを馳せました。
荒茶からはそのお茶が育てられ製茶されていく姿、園地の様子。仕上茶からそれぞれの土地の仕上げ問屋がどのようなお茶を商品としていくのかが感じられます。
今回の資料茶において、仕上茶外観「玉露・かぶせ」はとても美味しそうなお茶でした。この雰囲気は静岡には無い物でまさに「THE 宇治」。そして、同じく仕上茶外観「鹿児島・普通煎茶」はよいお茶で製品から産地の勢いを感じました。素晴らしいですね。(私も微力ながら頑張りますから、静岡の生産家の方々に良茶製造を是非お願いします。)

さて、
午前10時から午後4時の長時間に渡る研修で、参加者の中にはワケがわからなくて混乱した方もいらしたかもしれません。業者外のインストラクターならなおさらです。でも、わからなくても諦めずにこれからもこのような機会を見つけたら参加してくれるといいなと思います。今日の数時間、88種類の資料茶は気がつかなくても必ず知識の積み重ねになっているからです。会場で「なぜ、わかるんですか?」と聞かれることもしばしばでしたが、私も昔はチンプンカンプンでした。お茶なんかただ緑でみんな同じに見えていたのです。

拝見(審査)は楽しいものです。お茶の良い悪いだけを知るのではなく、拝見をしているとお茶を作った人、土地、考え方がその向こうに見えてきますよ。


静岡会場の研修が終了し、この後は福岡、名古屋、東京、札幌、京都、仙台(※東京は2回)にて同様の研修会が開催されるそうです。日本茶鑑定審査技術通信講座受講者以外にも枠を設けている会場もあるかと思いますのでスケジュールの合う方は是非に。


日本茶インストラクター(02-0362)
日本茶専門店 錦園 石部商店
店主 石部健太朗

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