「“Japan Green Tea is a World Treasure” 日本緑茶は世界の至宝」

どうやってもそれなりに美味しく飲めてしまう素材を更に精度を高め、特別な飲料にしていったのが「茶」であったのでしょう。成分由来も含め、保存性が高かったことも茶の特徴です。
茶が育つ国に暮し、その土地の水で飲めること。海外からのお客様に「まあ、お茶でも飲みましょう。」と僅かな時間と道具、手間で「日本」を伝えられるのが「茶」です。
先達が海外への日本茶紹介の冊子につけたタイトル「“Japan Green Tea is a World Treasure” 日本緑茶は世界の至宝」の言葉。外貨獲得ではなくお互いの楽しさの為に海外に日本茶を伝えることが出来る今こそ真の意味を持つように思えます。
輸出から内需拡大の高度成長期まで「消耗品」で一気に駆け抜けてしまった日本茶ですが、21世紀の今が日本茶の歴史の中で最もお茶を落ち着いて楽しめる時代になっています。
日本茶を楽しむ生活のスタイルを作り、未来につなげることが出来るのは私達です。これはとても幸運なことなのです。