日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

「“Japan Green Tea is a World Treasure” 日本緑茶は世界の至宝」

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どうやってもそれなりに美味しく飲めてしまう素材を更に精度を高め、特別な飲料にしていったのが「茶」であったのでしょう。成分由来も含め、保存性が高かったことも茶の特徴です。

茶が育つ国に暮し、その土地の水で飲めること。海外からのお客様に「まあ、お茶でも飲みましょう。」と僅かな時間と道具、手間で「日本」を伝えられるのが「茶」です。

先達が海外への日本茶紹介の冊子につけたタイトル「“Japan Green Tea is a World Treasure” 日本緑茶は世界の至宝」の言葉。外貨獲得ではなくお互いの楽しさの為に海外に日本茶を伝えることが出来る今こそ真の意味を持つように思えます。

輸出から内需拡大の高度成長期まで「消耗品」で一気に駆け抜けてしまった日本茶ですが、21世紀の今が日本茶の歴史の中で最もお茶を落ち着いて楽しめる時代になっています。

日本茶を楽しむ生活のスタイルを作り、未来につなげることが出来るのは私達です。これはとても幸運なことなのです。

第5回サロンセミナー「晩秋の茶園散歩~標高800mの茶園でお茶を楽しむ。日本茶とは何か。」

第5回サロンセミナー「晩秋の茶園散歩~標高800mの茶園でお茶を楽しむ。日本茶とは何か。」が無事に終了しました。ご参加くださいました皆さま、本当にありがとうございました。

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今回のサロンセミナーは「茶」という植物はどうやってもそれなりに飲めてしまうものであることを体感するのがテーマのひとつでもありました。商品ではない「茶」です。

あぶり茶はその場で煮だし番茶としました。(あぶっている写真の茶)

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あぶるなどで乾燥度を上げることは保存性を高めることとともに「いつでも美味しく飲める」ようにしたのでしょう。古い本にはカビの臭いがしたら炙って飲めばいいとも書かれていたと記憶しています。

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その他に硬化した蒼風の新芽を小鍋にいれて湯を半分くらいいれて火に掛けましたがこちらも品種の香気に助けられそれなりに美味しく楽しめました。(白磁の器の写真は鍋から浸出液と芽を移したものです。)

揉んで乾かされていない茶は香味が階層構造になっておらず共通して平坦な味わいになります。

最後にこの園地の良質な茶も茶器をつかってちゃんと呈茶もさせていただきました。香味のボリューム、煎を重ねるごとに変化する味わいなど比べるべくもありませんでした。

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2014年サロンセミナーは今回で最終回となります。フィールドワークなどもあり誰ひとり怪我も無く終われたことが何よりよかったです。

お茶とは面白いものだと感じていただけること、お茶を知る事によって他の何かにも気づける事のお手伝いが少しでも出来たのなら幸いです。「学び」こそが人生を楽しく豊かにするものだと思っております。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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Author:nishikien

日本茶専門店 錦園石部商店 http://www.nishikien.com

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