日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

Go west! 急須のふるさとへ。常滑焼平型急須

2014年3月3日、常滑へ平型急須に関しての打ち合わせと写真撮り。

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常滑焼平型急須の胴の製作の様子。平らな煎餅のような土が、約1分の間に、変化していく姿をファインダーの中に捉えシャッターを切りました。
技術に驚きもしますが、この仕事が出来るようになるまでに重ねられた年月と修練に想いを馳せます。優れた職人諸氏の手仕事を目の当たりにする度、素晴らしい人生を生きている人達なのだと感動を覚えるのです。

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本焼成前と後の常滑焼平型急須


急須に限らずモノづくりの関係者に時折、私が話す言葉。
「私はしがないモノ売りですが、私が売りたいのはモノではないんですよ。」

次の展開へ上々の一日。
もう一歩、前へ。


2014年3月2日 第2回錦園サロンセミナー「良茶の見極め・お茶の値段」

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2014年3月2日 第2回錦園サロンセミナー「良茶の見極め・お茶の値段」

自己紹介と価格帯ごとの荒茶の拝見後に、原料となる茶葉と出来上がった製品についてを説明をしながら進行。途中で、カセットコンロと拝見盆を使った火入れを行い、荒茶の中にある水分や、火入れをすることによる香味の変化などについても補足。この道具立てがあれば生葉からお茶が作れることもお話ししました。

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フレンチレストランペパン・古賀さんの日本茶のポレンタと手摘み近藤早生の手炒りほうじ茶が登場。使用した茶器は小西洋平さんデザインの鋳込み急須と輸出用とうかがった常滑焼エジプト柄の湯飲み。

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単純な値段による品質の違いではなく、製品としての茶に艶がある理由や形状に違いがあること、曲がった茶葉と真っ直ぐな茶葉で品質に違いがある訳などを摘採された原葉と製茶の視点からお伝えしました。

参加者の方からこれは普通のセミナーでは聞けない内容ですと感想をいただきましたが、本来は先ず伝えなくてはいけないことのように考えています。

お茶のことを勉強したいのであれば「完成した商品」からに逆引きではダメです。遠回りに感じても、茶が農作物であること、製茶の基本は揉んで乾かす・恒率乾燥であること。美味しい、不味いは二の次でいいくらいの匙加減で構いません。人が感じる嗜好としての美味しい不味いは人ごとに変わる不確かなことですが、製品としてまともに作られているかどうかは不変だからです。

さて、次回のサロンセミナーは5月中旬。「5月/3回目:茶園散歩と生産現場(仮題)」として開催の予定です。詳細につきましてはまた後日に。

2014年 新茶の足音

2014年 新茶の足音

静岡市駿河区丸子佐渡山にて。
撮影:2014/03/01
品種:杉山八重穂

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寒さはありましたが、十分な水分があり気温が上がれば芽は一気に大きくなるでしょう。摘採予想は4月上旬です。

杉山八重穂はやぶきたの父として知られる杉山彦三郎翁が選抜した極早生品種。芽が重なって出ることから別名「ふための八重穂」とも呼ばれます。登録品種の「やえほ」は杉山八重穂の実生となり、別の品種です。

露地でありながら4月上旬に摘採が可能になる早生品種ですが、その分、霜害に合いやすい為、対策として自然仕立てとしています。

やわらかな陽射しに育まれた、ふわりとした香味のお茶です。

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