茶の拝見について少々。
錦園のサロンセミナー第2回のテーマは「良茶の見極め・お茶の値段(仮題)」
少人数開催をする意味は実体験とそのフォローを旨とするからです。さて、上記のテーマとした時に登場するのが「拝見」。

ではその拝見について少々。
お茶を見る際に審査道具を使用します。拝見道具とも呼ばれます。道具の主な構成は拝見盆、拝見茶碗、網さじ、スプーン、はかり。このスタイルはアメリカ式。その他に紅茶用などの蓋つきのカップを使う英国式などもありますが、「個人で判断する」のであれば何でも構わないでしょう。急須でもなんでもいい。ただ、それでは「共通の言語」としては機能しないのです。
同じように採取した一定量の茶葉に対して、再現性の高い同じ湯量、同じ温度といった条件下で見ること。拝見茶碗を使用して、100度の熱湯というのは簡便に変動の幅を減らしつつお茶を見られる条件をつくることになります。その環境で茶葉の形状、破砕、水色、香り、味などを見る。
道具の構成としてはシンプルな方がいい。急須などで比べてしまうと同じ条件になりません。複雑になるほど条件を変動させる原因になるからです。
流れとしては拝見盆で茶葉の外観、その後、拝見茶碗を使用して内質。確認に急須でいれる。
拝見は欠点探しだと口にする人もいますが、そんなことはありません。そのお茶に何があったのか、何を持っているのかを確認するのが拝見になります。その際に、商品とはなり得ない重大な欠陥が見つかることもあります。蒸し製の緑茶においては「煙臭」「油臭」もそのひとつです。
同じ条件下でお茶を見ることの意味は何か?
見ることの基本は比較にあるからです。隣にあるそのものズバリを比べることもそうですが、過去の経験則の記憶や知識から導き出される情報と比べることも比較なのです。
少人数開催をする意味は実体験とそのフォローを旨とするからです。さて、上記のテーマとした時に登場するのが「拝見」。

ではその拝見について少々。
お茶を見る際に審査道具を使用します。拝見道具とも呼ばれます。道具の主な構成は拝見盆、拝見茶碗、網さじ、スプーン、はかり。このスタイルはアメリカ式。その他に紅茶用などの蓋つきのカップを使う英国式などもありますが、「個人で判断する」のであれば何でも構わないでしょう。急須でもなんでもいい。ただ、それでは「共通の言語」としては機能しないのです。
同じように採取した一定量の茶葉に対して、再現性の高い同じ湯量、同じ温度といった条件下で見ること。拝見茶碗を使用して、100度の熱湯というのは簡便に変動の幅を減らしつつお茶を見られる条件をつくることになります。その環境で茶葉の形状、破砕、水色、香り、味などを見る。
道具の構成としてはシンプルな方がいい。急須などで比べてしまうと同じ条件になりません。複雑になるほど条件を変動させる原因になるからです。
流れとしては拝見盆で茶葉の外観、その後、拝見茶碗を使用して内質。確認に急須でいれる。
拝見は欠点探しだと口にする人もいますが、そんなことはありません。そのお茶に何があったのか、何を持っているのかを確認するのが拝見になります。その際に、商品とはなり得ない重大な欠陥が見つかることもあります。蒸し製の緑茶においては「煙臭」「油臭」もそのひとつです。
同じ条件下でお茶を見ることの意味は何か?
見ることの基本は比較にあるからです。隣にあるそのものズバリを比べることもそうですが、過去の経験則の記憶や知識から導き出される情報と比べることも比較なのです。