掛川・これっしか処ギャラリー「お茶と急須の写真展」より
掛川・これっしか処ギャラリー「お茶と急須の写真展」より。
センターウォール写真 左から「春の新芽」「茶摘み」「茶の風景」「製茶」「急須づくり」となっています。

【春の新芽】上から
1・「本州で最も早く露地栽培の 新茶として摘みとりがされる「杉山八重穂」
2・昭和40年に登録された 品種「やまかい」
3・馴染みのある蒲鉾型の樹形ではなく、一本の樹のように仕立てる「自然仕立て園」品種「やぶきた」
4・5月中旬夕方。静7132
【茶摘み】上から
1・4月上旬、静岡にて摘みとりが行われる杉山八重穂。
2・標高800m近い山間地で栽培される「やぶきた」摘みとりは5月下旬。
3・ひと芽ずつ、手早く丁寧に摘みとりが行われる。
4・びくの中に、ふわりと入った新芽。芽の熟度が揃っている。
【茶の風景】上から
1・大河天竜川と古代の土地に育まれる天竜のお茶。茶園のはるか下に天竜川が見える。2012年10月。
2・薪によって焼成が行われる「穴窯」。現代の急須はガス・電気の窯で焼かれる。穴窯にによるものは稀だ。(愛知県常滑市 谷川勝明氏の窯場)
3・江戸時代に作られた急須をモチーフに作成された急須。上を向いた持ち手から当時、お茶をいれる際にテーブルが無かったことがうかがえる。(愛知県常滑市雪堂作江戸姿 文人急須/朱泥)
4・日本茶の茶器としてポピュラーな急須。写真は石膏型を使って作られる鋳込み製作のもの。黒い色は、赤い急須をもみ殻に埋め再び焼くことで生まれる。
【製茶】上から
1・茶工場の「蒸し機」。日々の生活の中にとけ込んでいる緑茶だが、水蒸気を使って「蒸して」つくる緑茶は世界的に見ると珍しい。緑茶の最大産地は「中国」でありその最も多い製茶方法は「炒り製」である。
2・手揉み茶に端を発する日本茶の特長でもある「針のような形」。最後の行程で使用されるのが「精揉機」。この工程で茶葉はドラマチックにその姿を変えていく。(静岡 築地勝美氏)
3・精揉行程の最後、紡錘形の美しい形のお茶が出来上がる。荒茶の完成も目前だ。
4・急須と拝見茶碗。茶碗の中で、茶園にあった時のような姿に戻る。
【急須づくり】
1・轆轤によって作られる急須。とても手間が掛かり、良質な品は「愛知県常滑市の常滑焼き」「三重県四日市市の萬古焼き」に多い。
2・多くの急須は胴体、持ち手、注ぎ口、蓋、茶こしで構成される。茶こし以外は全て轆轤で作られる。丸や円柱形が基本になっているのは、回転する轆轤を使用する為。
3・象眼の行程。これは「印花(いんか)」と呼ばれる意匠。ひとつずつ、丁寧に押していく。
4・急須の注ぎ口をつくる。口の下を伝わらないようにし、気持ちよく乱れずお茶を注ぎ切れるように心がける。(上記は全て常滑 磯部輝之氏)
<実際の展示>

掛川・これっしか処ギャラリー「お茶と急須の写真展」より。
サイドウォール写真

-------説明文より--------
春・彩りの新芽
緑一色に見えるお茶の新芽。実はその色は様々です。お茶の摘まれる環境も含めて、ご紹介します。
※左上から
1・黄色の芽。時折、見かける枝変わりとも言われる色の違う新芽。写真のように黄色や、もっと白いもの、斑入りなどがあります。ほぼ、毎年同じ場所で見ることが出来、その部分を挿し木すれば増やすことも可能です。味は渋みが少ない印象です。
2・赤い新芽・静7132。やぶきたを母とする静7132は赤い芽の品種です。デビューは昭和40年頃。静岡の山間地や西部など多くはありませんが植えられています。桜葉のような香り成分を持ち、うま味が強いお茶です。
3・在来種の新芽。現在の品種導入がされている茶園のお茶は全て挿し木によって植えられているものです。対して在来は「茶の実」を植えたもの。茶は自らの花粉では実を作らな
い性質があり、「茶の実」は母系統の木とは異なる茶の花粉によって結実します。つまり、実を植えた茶園は一本一本が異なる茶樹によって構成されることになります。新芽の季節はそれがよくわかります。在来種の茶園は芽の色、大きさなど個性にあふれます。
4・青空の下の新芽。静岡の緑茶の多くは露天で栽培され日の光を浴びて育ちます。爽やかな風が吹く山間、海のように広がる平野部の新芽、それぞれに美しいものです。
5・寒冷紗(上部に見える黒い布)などによって光を遮って栽培をするとお茶の色は緑色の色が濃くなります。同じ場所で育てても、遮光をしたものとそうでないものは性質が異な
ってきます。遮光して栽培されたお茶の香味は、ゆっくりとした雰囲気です。
6・よしずや、藁、寒冷紗などを使う被覆栽培。その歴史は鎌倉時代まで遡ると言われます。色を良くする為ではなく寒害・霜害を避けようとしたものでした。
7・2012年全国茶品評会出品茶園の新芽。寒冷紗の隙間からの光が美しい光景をつくります。品評会のお茶はそのほぼ全てが被覆栽培です。被覆せずに栽培したものがあれば、ひと目でそれとわかります。全国各地で栽培や製造方法が異なっていた「茶」が現在のように均一になったのは外貨獲得を命題とした輸出作物だったことが大きな理由のひとつです。品評会は製品としての「茶」の規格を揃える製造見本の意味合いから始まったものです。
8・彩り豊かな在来種の茶園。その土地で生まれた茶の実を植えた在来の茶園は芽の大きさや硬さ、色も様々で新芽をそのまま食べても味が異なります。摘み取りや製造はしにくく、製品となったお茶も品種導入されたものと比べて見劣りします。品種の力というのは伊達ではないのです。が、在来種には品種茶には無い個性が多くあり魅力に溢れます。
特に手摘みされ、丁寧につくられた在来のお茶には効率化の流れの中で茶が失った大切な何かが潜んでいます。
9・茶摘みのびくを覗く。手摘みされた新芽がびくの中でふわりと揃っている。栽培と手摘みの優れた技術が生んだ一瞬の芸術。
10・リズミカルな手摘み風景。蒲鉾のような形の樹形は手摘み、機械摘み、栽培の管理などをしやすくしようとしたもの。摘まれているのは2000年に登録された新品種の香駿。
「芽の数が多くて摘みとりが進まないよ。」と笑顔のぼやき声が聞こえました。
11・美しく揃った摘採後の茶葉。サラダにして食べられそうです。園地で丹精し育てられた良質な茶葉が良茶をつくります。そこには魔法はなく、生産者の地道な努力と技術を磨こうとする向上心のみが結果を生み出します。
12・上記写真の茶葉が製品(荒茶)となった様子。手摘み摘採、製造は機械です。針のような美しい姿です。
<実際の展示>

掛川・これっしか処ギャラリー「お茶と急須の写真展」より。
ピクチャーレール 7×3=21枚の写真

-----各列の説明文より------
左から
1列目・3月下旬から4月上旬の静岡市にて。
本州で最も早く摘まれる路地栽培の極早生品種「杉山八重穂」。
霜の害を受けにくい自然仕立てと呼ばれる栽培がされる。「杉山」は選抜者でもある、やぶきたの父として知られる杉山彦三郎翁の名字。
新芽が重なって出てくることから「八重穂(やえほ)」となった。翁の名が冠された品種は「杉山八重穂」だけであり、静岡の露地栽培で3月下旬に摘採出来る可能性があるお茶としても貴重な存在。
味わいはほろ苦さとうま味が特長で、チャーミングな香味のお茶。
2列目・5月上旬2012年全国茶品評会出品の為の自然仕立て茶園にて。
寒冷紗の下、薄暗い中で沢山の人によって手摘みが行われる。栽培、摘みとりの精度と鮮度は品質に直結する。摘みとられたのお茶は2012年の全国茶品評会でベスト10に入賞した。
3列目・5月下旬、標高800メートルの山間地につくられた自然仕立て茶園。
陽射しの中に夏を感じる季節。吹き抜ける爽やかな風、陽射し、青空。
美しい茶園とそれに関わる人たちの笑顔。その全てが素晴らしい。
4列目・2012年5月28日、移り変わる天気。
雨降りの茶園12時51分
晴れの茶園 13時31分
雨の名残、丸いはぐれ雲ひとつ。13時46分
茶園風景は晴れの日も雨の日も美しい。
5列目・在来茶園にて。
様々な色合いの在来茶園。色の違う部分はそれぞれが違う茶樹。挿し木による品種茶園のように緑一色ではなく彩り豊かだ。亀の甲羅や迷路のような茶園の多くは在来になる。
石垣の中から生えるお茶は動物が運んだ茶の実が発芽したもの。これも在来。
6列目・秋の茶園風景。
新芽の季節だけでなく秋も茶園は見所が多い。春から夏の間にどんなことがあったのかを茶園は雄弁に語る。
天竜川上流域 佐久間町上平山と羽ヶ庄ともに品種は「香駿」
安倍川上流域 葵区玉「やまかい」と「やぶきた」の混植茶園
7列目・製茶工場にてお茶は工芸作物と呼ばれる農作物。園地での栽培だけでなく「製茶」という作業が重要になってくる。
園地でよい葉を育て、それを出来るだけ損なうことなく「茶」としていく。
優秀な生産者ほど、「いいお茶づくりの9割は茶園で終わっているよ。」と笑う。
残りの1割が製茶だというがその1割はとても重要な意味を持っている。
乾燥作業が終わったお茶に湯を注ぐと一枚の葉に戻った。
2012年5月26日 午後8時47分から3分間の出来事。
<実際の展示>

センターウォール写真 左から「春の新芽」「茶摘み」「茶の風景」「製茶」「急須づくり」となっています。

【春の新芽】上から
1・「本州で最も早く露地栽培の 新茶として摘みとりがされる「杉山八重穂」
2・昭和40年に登録された 品種「やまかい」
3・馴染みのある蒲鉾型の樹形ではなく、一本の樹のように仕立てる「自然仕立て園」品種「やぶきた」
4・5月中旬夕方。静7132
【茶摘み】上から
1・4月上旬、静岡にて摘みとりが行われる杉山八重穂。
2・標高800m近い山間地で栽培される「やぶきた」摘みとりは5月下旬。
3・ひと芽ずつ、手早く丁寧に摘みとりが行われる。
4・びくの中に、ふわりと入った新芽。芽の熟度が揃っている。
【茶の風景】上から
1・大河天竜川と古代の土地に育まれる天竜のお茶。茶園のはるか下に天竜川が見える。2012年10月。
2・薪によって焼成が行われる「穴窯」。現代の急須はガス・電気の窯で焼かれる。穴窯にによるものは稀だ。(愛知県常滑市 谷川勝明氏の窯場)
3・江戸時代に作られた急須をモチーフに作成された急須。上を向いた持ち手から当時、お茶をいれる際にテーブルが無かったことがうかがえる。(愛知県常滑市雪堂作江戸姿 文人急須/朱泥)
4・日本茶の茶器としてポピュラーな急須。写真は石膏型を使って作られる鋳込み製作のもの。黒い色は、赤い急須をもみ殻に埋め再び焼くことで生まれる。
【製茶】上から
1・茶工場の「蒸し機」。日々の生活の中にとけ込んでいる緑茶だが、水蒸気を使って「蒸して」つくる緑茶は世界的に見ると珍しい。緑茶の最大産地は「中国」でありその最も多い製茶方法は「炒り製」である。
2・手揉み茶に端を発する日本茶の特長でもある「針のような形」。最後の行程で使用されるのが「精揉機」。この工程で茶葉はドラマチックにその姿を変えていく。(静岡 築地勝美氏)
3・精揉行程の最後、紡錘形の美しい形のお茶が出来上がる。荒茶の完成も目前だ。
4・急須と拝見茶碗。茶碗の中で、茶園にあった時のような姿に戻る。
【急須づくり】
1・轆轤によって作られる急須。とても手間が掛かり、良質な品は「愛知県常滑市の常滑焼き」「三重県四日市市の萬古焼き」に多い。
2・多くの急須は胴体、持ち手、注ぎ口、蓋、茶こしで構成される。茶こし以外は全て轆轤で作られる。丸や円柱形が基本になっているのは、回転する轆轤を使用する為。
3・象眼の行程。これは「印花(いんか)」と呼ばれる意匠。ひとつずつ、丁寧に押していく。
4・急須の注ぎ口をつくる。口の下を伝わらないようにし、気持ちよく乱れずお茶を注ぎ切れるように心がける。(上記は全て常滑 磯部輝之氏)
<実際の展示>

掛川・これっしか処ギャラリー「お茶と急須の写真展」より。
サイドウォール写真

-------説明文より--------
春・彩りの新芽
緑一色に見えるお茶の新芽。実はその色は様々です。お茶の摘まれる環境も含めて、ご紹介します。
※左上から
1・黄色の芽。時折、見かける枝変わりとも言われる色の違う新芽。写真のように黄色や、もっと白いもの、斑入りなどがあります。ほぼ、毎年同じ場所で見ることが出来、その部分を挿し木すれば増やすことも可能です。味は渋みが少ない印象です。
2・赤い新芽・静7132。やぶきたを母とする静7132は赤い芽の品種です。デビューは昭和40年頃。静岡の山間地や西部など多くはありませんが植えられています。桜葉のような香り成分を持ち、うま味が強いお茶です。
3・在来種の新芽。現在の品種導入がされている茶園のお茶は全て挿し木によって植えられているものです。対して在来は「茶の実」を植えたもの。茶は自らの花粉では実を作らな
い性質があり、「茶の実」は母系統の木とは異なる茶の花粉によって結実します。つまり、実を植えた茶園は一本一本が異なる茶樹によって構成されることになります。新芽の季節はそれがよくわかります。在来種の茶園は芽の色、大きさなど個性にあふれます。
4・青空の下の新芽。静岡の緑茶の多くは露天で栽培され日の光を浴びて育ちます。爽やかな風が吹く山間、海のように広がる平野部の新芽、それぞれに美しいものです。
5・寒冷紗(上部に見える黒い布)などによって光を遮って栽培をするとお茶の色は緑色の色が濃くなります。同じ場所で育てても、遮光をしたものとそうでないものは性質が異な
ってきます。遮光して栽培されたお茶の香味は、ゆっくりとした雰囲気です。
6・よしずや、藁、寒冷紗などを使う被覆栽培。その歴史は鎌倉時代まで遡ると言われます。色を良くする為ではなく寒害・霜害を避けようとしたものでした。
7・2012年全国茶品評会出品茶園の新芽。寒冷紗の隙間からの光が美しい光景をつくります。品評会のお茶はそのほぼ全てが被覆栽培です。被覆せずに栽培したものがあれば、ひと目でそれとわかります。全国各地で栽培や製造方法が異なっていた「茶」が現在のように均一になったのは外貨獲得を命題とした輸出作物だったことが大きな理由のひとつです。品評会は製品としての「茶」の規格を揃える製造見本の意味合いから始まったものです。
8・彩り豊かな在来種の茶園。その土地で生まれた茶の実を植えた在来の茶園は芽の大きさや硬さ、色も様々で新芽をそのまま食べても味が異なります。摘み取りや製造はしにくく、製品となったお茶も品種導入されたものと比べて見劣りします。品種の力というのは伊達ではないのです。が、在来種には品種茶には無い個性が多くあり魅力に溢れます。
特に手摘みされ、丁寧につくられた在来のお茶には効率化の流れの中で茶が失った大切な何かが潜んでいます。
9・茶摘みのびくを覗く。手摘みされた新芽がびくの中でふわりと揃っている。栽培と手摘みの優れた技術が生んだ一瞬の芸術。
10・リズミカルな手摘み風景。蒲鉾のような形の樹形は手摘み、機械摘み、栽培の管理などをしやすくしようとしたもの。摘まれているのは2000年に登録された新品種の香駿。
「芽の数が多くて摘みとりが進まないよ。」と笑顔のぼやき声が聞こえました。
11・美しく揃った摘採後の茶葉。サラダにして食べられそうです。園地で丹精し育てられた良質な茶葉が良茶をつくります。そこには魔法はなく、生産者の地道な努力と技術を磨こうとする向上心のみが結果を生み出します。
12・上記写真の茶葉が製品(荒茶)となった様子。手摘み摘採、製造は機械です。針のような美しい姿です。
<実際の展示>

掛川・これっしか処ギャラリー「お茶と急須の写真展」より。
ピクチャーレール 7×3=21枚の写真

-----各列の説明文より------
左から
1列目・3月下旬から4月上旬の静岡市にて。
本州で最も早く摘まれる路地栽培の極早生品種「杉山八重穂」。
霜の害を受けにくい自然仕立てと呼ばれる栽培がされる。「杉山」は選抜者でもある、やぶきたの父として知られる杉山彦三郎翁の名字。
新芽が重なって出てくることから「八重穂(やえほ)」となった。翁の名が冠された品種は「杉山八重穂」だけであり、静岡の露地栽培で3月下旬に摘採出来る可能性があるお茶としても貴重な存在。
味わいはほろ苦さとうま味が特長で、チャーミングな香味のお茶。
2列目・5月上旬2012年全国茶品評会出品の為の自然仕立て茶園にて。
寒冷紗の下、薄暗い中で沢山の人によって手摘みが行われる。栽培、摘みとりの精度と鮮度は品質に直結する。摘みとられたのお茶は2012年の全国茶品評会でベスト10に入賞した。
3列目・5月下旬、標高800メートルの山間地につくられた自然仕立て茶園。
陽射しの中に夏を感じる季節。吹き抜ける爽やかな風、陽射し、青空。
美しい茶園とそれに関わる人たちの笑顔。その全てが素晴らしい。
4列目・2012年5月28日、移り変わる天気。
雨降りの茶園12時51分
晴れの茶園 13時31分
雨の名残、丸いはぐれ雲ひとつ。13時46分
茶園風景は晴れの日も雨の日も美しい。
5列目・在来茶園にて。
様々な色合いの在来茶園。色の違う部分はそれぞれが違う茶樹。挿し木による品種茶園のように緑一色ではなく彩り豊かだ。亀の甲羅や迷路のような茶園の多くは在来になる。
石垣の中から生えるお茶は動物が運んだ茶の実が発芽したもの。これも在来。
6列目・秋の茶園風景。
新芽の季節だけでなく秋も茶園は見所が多い。春から夏の間にどんなことがあったのかを茶園は雄弁に語る。
天竜川上流域 佐久間町上平山と羽ヶ庄ともに品種は「香駿」
安倍川上流域 葵区玉「やまかい」と「やぶきた」の混植茶園
7列目・製茶工場にてお茶は工芸作物と呼ばれる農作物。園地での栽培だけでなく「製茶」という作業が重要になってくる。
園地でよい葉を育て、それを出来るだけ損なうことなく「茶」としていく。
優秀な生産者ほど、「いいお茶づくりの9割は茶園で終わっているよ。」と笑う。
残りの1割が製茶だというがその1割はとても重要な意味を持っている。
乾燥作業が終わったお茶に湯を注ぐと一枚の葉に戻った。
2012年5月26日 午後8時47分から3分間の出来事。
<実際の展示>

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)