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日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

翠香清茶 ~Suikou Seicha Return~

多種類の品種茶を楽しめるイベントを開催しています。静岡をはじめとして7、8月の名古屋、9月の東京でも多くの方に静岡茶をお楽しみ頂ければと思っております。

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さて、今回のキャッチコピーのひとつでもある「白ワインのような香りのお茶」は「翠香清茶」(すいこうせいちゃ)。先日の新聞でもご紹介いただきました。

私が最も思い入れのあるお茶のひとつと同音のお茶です。以前に「水香清茶」という素晴らしいお茶がありました。全く同じというのは不可能だけれど、そのお茶に通じるものにめぐり会えたらこの名を冠したアイテムを世に出してみたいと思っていました。

それが「翠香清茶」です。品種、製法も異なるので同じではありません。水香清茶は釜炒り製でありながら、日本茶らしい針のような形状をしたお茶でした。(翠香清茶は蒸し製のお茶になります。)全く違うのだけれど、拝見の時に浮かんだイメージにそのDNAを感じました。

会場にてぜひお試しください。日本茶の新しい未来の姿を感じるお茶になりました。

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翠香清茶 ¥1680/50g袋入
日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

品種茶を楽しむイベント。各種メディアにてご案内をいただきました。

品種茶を楽しむイベント。各種メディアにてご案内をいただきました。

朝日新聞静岡版2011年6月26日-2


SBSテレビ静岡放送、静岡新聞、朝日新聞静岡版(画像)などで今回の品種茶を楽しむ催事に関してご案内をしていただけました。生産量が極僅かなお茶もありますので、お時間がございましたらお立ち寄りくださいませ。


期間:2011年6月22日~30日まで
場所:静岡伊勢丹B1Fおいしいふるさと村

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

静岡伊勢丹にて冷茶試飲販売を開催しております。地下1階 食品フロアおいしいふるさと村

静岡伊勢丹にて冷茶試飲販売を開催しております。地下1階 食品フロアおいしいふるさと村
期間:2011年6月22日(水)~30日(木)

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静岡産の品種茶を中心に、ワインボトルを使用した冷茶の試飲催事を開催しております。
同一生産者の品種違いや、同一品種や在来種の産地違いなど、8~12種類のお茶を試飲いただけます。お近くにおいでの際はお立ち寄りください。


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<静岡伊勢丹:プレスリリースより抜粋>
静岡伊勢丹 地下1階おいしいふるさと村にて 6月22日(水)~30日(木)の9日間、静岡生まれの各種品種茶の試飲販売会を行います。日本で最も茶の生産量が多い静岡には様々な種類の品種茶が栽培されており、静岡茶だからこそ楽しめるお茶の美味しさがあります。爽やかでフルーティーな香味に特長がある新品種「香駿(こうしゅん)」や、まるで白ワインのような香りが楽しめる丸子地域限定品種茶(近藤早生-生産者「松川洋平さん」)などをご紹介します。

今回の販売会では冷茶を主にした試飲を行い期間中はワインクーラーなどを使用し、まるでワインのように視覚的にもスタイリッシュな楽しみ方もご案内します。(ご家庭でもお楽しみいただけるように、急須でいれるおいしい冷茶やワイン風にで楽しむ冷茶のいれかたのご案内もご用意します。)

期間中の試飲および説明は日本茶インストラクターが担当し、お客様へお茶のいれ方のアドバイスや楽しみ方の提案なども行います。
<登場するお茶>
日本茶:「緑茶」品種:やぶきた、やまかい、香駿、かなやみどり、おくひかり、近藤早生ーアッサム系品種など。

<茶生産者>
日本茶:築地勝美氏、望月庄司氏、山本賢吾氏、松川洋平氏など

<産地>
玉川(葵区)、俵峰(葵区)、丸子(駿河区)、大平(清水区)、佐久間町-羽ヶ庄(天竜区)、佐久間町-相月(天竜区)など。

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)


昭和86年5月生産 佐久間羽ヶ庄 鈴木香駿

昭和86年5月生産 佐久間羽ヶ庄 鈴木香駿
太古の土地が育む天竜茶。山間に息づく昭和の茶つくりと新品種茶香駿が出会いました。

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左:拝見前 右:拝見後 

生産量として極僅かな小規模茶園が多い天竜川上流域。大規模生産が日常となった生産地からすると時計が止まっているのかと思うような茶工場も点在しています。山間の園地ゆえに広い茶園を持たず、昔ながらの小型製茶機械でお茶作りをなさっている生産者が残っている産地です。鈴木香駿はそんな天竜の環境故に生まれました。35kの小型機械に新品種「香駿」の組み合わせ。昭和のお茶作りが年号を変えずにそのまま現在に姿を現したようなお茶です。一枚の葉に戻る再現性の高さ、滞りの無い鮮烈な香気。手に入った量は僅かに9kg。

極めて少量の生産茶故に翌年、同じクオリティになるのかはわかりません。このお茶に出会った時、ごく自然に「これは昭和86年5月に生産されたお茶だ。」という気持ちになりました。お茶とは出会いだと感じます。きっとまだまだ素晴らしいお茶があるのでしょう。そんなお茶に出会い、皆さまにお伝え出来れば幸いです。

生産:鈴木秀行氏
製茶:35キロ機
産地:天竜川支流水窪川右岸/羽ヶ庄
品種:香駿
栽培:畝仕立て
摘採:手摘み
2011年生産量10kg 

価格:¥1,890/80g(予価:変更の可能性有り)
落ち着いて考えると、手に入ったのが奇跡のようなお茶です。

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さて、6月22日~30日まで、静岡伊勢丹B1F おいしいふるさと村にて 品種茶をお楽しみ頂ける催事を開催いたします。ここを川きりに7月、8月、9月まで静岡、名古屋、東京で限定生産茶の試飲販売イベントに突入します。今回、ご紹介した鈴木香駿もご試飲頂けます。詳細はブログ、ホームページ、フェイスブックにて。

フェイスブック 石部健太朗 で検索ください。




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錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

茶の涙~Larmes de the´~(3) 発売

震災の影響で4月から延期されていた「茶の涙の第3巻」がアマゾンから届きました。5月下旬に静岡新聞の夕刊でも紹介がされて静岡での知名度が上がっているのでは。

静岡新聞掲載時の記事
http://www.at-s.com/news/detail/100027064.html


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さて、今回の3巻。茶の熟成や地方番茶をテーマにした話の他、主人公のキャラクターを掘り下げる内容となっています。また「14煎 茶と日本人」において主人公が「日本人は一体、日本茶の何を知っているんですか。」と問います。少なくとも茶に関わる方が読んだのなら考えてみて欲しい難しい台詞でした。

裏表紙の写真や13煎のあるひとコマの蒸し機の絵は製茶に関わった人なら、「!?」となるのでは。お気づきの方とはいずれゆっくりとお話しをしてみたい。

インターネット配信されていた茶の涙は最終話となり、ペーパーメディアとしては4巻で完結。4巻は8月頃に発刊予定とのことを聞きました。全巻が揃ったらお茶を飲みながらゆっくりと読み直してみると致します。

茶の涙の詳細については、下記URLにて。

http://comic.mag-garden.co.jp/eden/62.html

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物語中のテレビ番組で登場する人物、フィクションゆえに「こんなお茶屋いないよ。」との声もありますがバンダナの彼は・・・・。


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築地東頭11(イレブン)完成しました。

2011年産築地東頭の仕上げが終わりました。6月3日までの摘採製造。今年の築地東頭は特別なキャラクターを持つお茶となりました。

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硬質な鋼を想わせる香味。私に沸き上がったイメージは真っ青な夏の青空。耳に聞こえるのはレーシングマシンの甲高いエキゾーストノート。コーナーをフルバンクで駆け抜ける2ストロークの大排気量モーターサイクル。
このお茶と触れあった人は何を思い浮かべるのだろう。とても楽しみなお茶です。

お茶は面白いものですね。本当に。
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ふじのくに山のお茶100選 「ふじのくに山のお茶まつり」6月1日~7日 呉服町ミライエ にて

ふじのくに山のお茶まつりは、米粉を使用したスイーツと茶の栽培適地である中山間地において生産される茶葉を原料として作られた個性あるお茶を紹介するものでした。

リーフレット

伝統的な製法で作られる緑茶をはじめ、烏龍茶(青茶)や紅茶なども登場し、お客様はお茶の多様性を楽しんでいかれた様子です。釜炒り茶などに関わってきた身としてはちょっと懐かしさを感じるお茶もちらほら。

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尚、ふじのくに山のお茶まつりでは6月3~5日午前11時と午後2時よりお茶の専門家によるセミナーも行われ、3日は石部が担当させて頂きました。テーマはお茶とワインの共通性。以下その配布資料です。

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錦園では「築地東頭」「築地香駿」「築地山峡」を冷茶にてワイン風に楽しんでいただきました。2004年頃から夏のイベントなどでよくこのスタイルでお茶を出しているので見慣れた方も少なくないかも知れません。

作り方は決して難しいものではなく、ハリオのポットと氷、水、良質な茶葉があれば簡単に出来ます。ワインクーラーにいれた状態で7時間以上おいても品質に問題はないのでノンアルコールの嗜好品としてお試しになられるといいなと思います。以下、ご参考ください。

<ワインボトルでオシャレに♪水出し茶ポット編>

<用意するもの>
・ハリオ水出し茶ポット・ピュア MDP-10TW 1,260円(税込)実用容量1,000ml
 ※リーフを使用した水出し茶を作るのに便利です。
・上級茶の使用がおススメです。
・氷:冷蔵庫の臭いを覚えていなければ家庭用の氷でもOK。よりクリアな味をお求めなら販売されている氷を使用します。
・水:水道水でかまいません。ただし、カルキ臭は浄水器などを利用してとってください。


①ポットに茶葉をいれます。ワインボトル1本分(750cc位)を作る場合は15~20g。
②ポットに水を600ccの目盛りまで注ぎます。
③氷を入れます。目安は氷をいれて水量の目盛りが800ccになるまで。
④そのまま、氷が溶けきるまで静置します。(約1~2時間程度)
⑤氷が溶けたらゆっくりとポットを回します。渦をまくようにさせながら、底の茶葉が緩やかに動くようにしてください。
⑥漏斗などを使用してワインボトルへお茶を移します。
⑦ワインボトルに栓をしてワインクーラーへいれて完成。

※ワインのように見えますが、お茶の浸出液において茶の成分が占める割合はたった0.5%程度。約99.5%は水です。(ちなみにワインは100%葡萄)保管時において良好な変化は望むべくもありません。早めに飲むのが美味しく楽しむ基本です。


その他、会場では普段眼にすることが無いような常滑焼急須を展示しました。
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雪堂作 朱泥急須

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常山三代作 急須(協力:小野静観堂

ふじのくにお茶まつりの様子は他のブログなどでご紹介くださっています。私も顔を出していますのでご一読ください。  
 
朝日新聞
http://mytown.asahi.com/areanews/shizuoka/TKY201105310549.html

静岡市葵区自治会連合会ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/aoi_shizuokacity/28863058.html




さて、7月から9月は名古屋、東京の県外催事が再び始まります。これまでとは違うお茶の楽しみ方をお伝えしていく予定ですのでご期待ください。

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