日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

<静岡 静岡伊勢丹 >「2011年静岡新茶特別試飲販売会」

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場所:静岡伊勢丹B1F おいしいふるさと村
会期:2011年4月26日(水)~5月8日(日) 

2011年静岡産新茶の特別販売会です。伝統的な製法でつくられるお茶をご用意します。季節を楽しむ新茶の香味をぜひご堪能ください。

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大走り手摘み新茶の新茶催事に引き続き第2弾となります。26日初日は「初摘み新茶」(静岡市産 主にやぶきた)が登場します。価格は¥1575/100g。形状のしっかりした素直なお茶が手配出来ました。期間中、随時商品を追加の予定です。ご期待ください。

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

4月16日・17日開催 静岡伊勢丹「大走り新茶と出町ふたばの豆餅を楽しむ会」

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昨年に引き続き第2回目となる「大走り新茶と出町ふたばの豆餅を楽しむ会」が静岡伊勢丹ギャラリー1のて開催されました。昨年の会をお楽しみになられた方の参加も多く、申し込み開始時間から30分で全80席が完売。キャンセル待ちが40名以上となってしまったとのことでした。

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内容を昨年と全く同じとするのは面白味に欠けてしまいますので、今年は会が始まる前に「茶匠 望月庄司のさくらかおり(品種:静7132)」とお茶菓子に「手炒りの茎ほうじ(さくらかおりの茎を使用。)」をお楽しみ頂きました。
桜の季節にふさわしいお茶と食べられるほうじ茶はともに好評でした。ちなみに、さくらかおりは新茶の販売をしないお茶です。使用品種、静7132の持つ桜葉のような香りは出来たばかりでは発揚しにくく、一年程度熟成させたものの方がおいしく楽しめるためです。新茶を楽しむ会で新茶の無いお茶をオープニングに登場させるのも一興と考えた次第です。

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大走り新茶(品種:杉山八重穂)を和多田式茶器「葉の雫」に氷と水をセットしてまず一煎目。二煎目は茶葉を急須に移して熱湯を使用してサーバーに注いでからそれぞれの湯のみへ。豆餅は二煎目以降とあわせて召し上がって頂きました。
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参加者の方にいれていただくスタイルをとり、おいしくお茶をいれることの楽しさもお伝えできたのではとも思います。

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セミナーとサロンを合わせたような会となりましたが、日本茶インストラクターのテキストにあるような「お茶のおいしいいれ方」は何ひとつとしませんでした。お茶をいれるのにふさわしい茶器選び、茶葉の取り方を伝えたのみです。
お茶は本来、70度で1分などといったいれ幅の狭い飲み物ではありません。それを正しいこととして型にはめるのはお茶の面白さを狭めること同じです。そのお茶が何を持っているのかを知り、それをどう楽しむのか。それがお茶をいれるということです。

昨年同様、茶器を数多く使うイベントとなり、ご協力を頂戴した皆さま本当にありがとうございました。体験型のイベントはひとりで出来るものではなく人に支えられて成り立っています。お力添え本当に感謝です。

お茶だからこその感動と喜びをこれからもお伝え出来れば幸いです。
日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

三越伊勢丹大誕生祭特別企画おいしいモノお取り寄せグランプリ 期間4月6日~19日

三越伊勢丹大誕生祭特別企画おいしいモノお取り寄せグランプリ
各店舗が太鼓判を押す日本全国の名産品
おいしいモノで笑顔にならない人はいません。特に大切な人とおいしさを分かち合うときはまさに至福の時間。春を迎え、これからは人が集まる機会も多くなります。おもてなしや手土産、日々の食卓にも重宝する、評判の品々を取り寄せて盛り上がってみてはいかがでしょうか。三越伊勢丹各店舗からその土地ならではの3品を一挙ご紹介します。(広告より抜粋)

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催事、新茶摘採製造が重なり事後報告となってしまいましたが静岡伊勢丹からの名産品として錦園のお茶セットが選ばれました。内容は「本山の香駿と選り抜きほうじ茶」。催事でも人気の2品をセットしたものです。全国区レベルの広告に掲載していただけたたことを大変嬉しく思います。

今回ご用意したのは品種茶の香駿。比較的新しい品種の香駿の香味は対応する温度帯も広く、楽しみやすいものです。果実やスミレの花のような香りを持ち、品種茶のおいしさを知る入門にはとてもいいお茶といえるでしょう。静岡伊勢丹にて紹介を始めて7年が過ぎましたが、現在ではファンも増え私が説明をせずともお買い求めをいただけるようになりました。7年の時間を長いとするのかは人それぞれですが、お茶は慌てずゆっくりと息長く売っていくものだと思っています。 

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静岡市本山茶産地の香駿 4月21日撮影 小さいな葉の品種です。来歴は、かなやみどり×くらさわ(静7111)くらさわに似たところもありますが、一世代前の父系等の影響を受けている品種のように思えます。摘採製造は5月中旬になるでしょう。

これまで茶業界において品種にちゃんと向き合って製品化することはあまりされて来ませんでした。数十年の歴史において生まれた品種群にはとても魅力的な香味を持つものが数多くありますが、それが活かされてこなかったのは残念でなりません。
品種茶の香味は茶業者が好みで判断するべきものではないと考えています。それぞれの茶が問題なく製茶されたのかを見極めた後に商品として多くの方に紹介していくことが大切です。茶業茶の数よりも、消費する方の数の方が圧倒的に多く、好みも様々であるからです。


消費者に対しての責任は彼らが判断し得ない部分のクオリティチェックをし、それを評価していくこと。具体的にはちゃんと蒸せている、もしくは炒れているのか(殺青が出来ているのか。)水色は力強いか。芯水はちゃんと切れているのか。(恒率乾燥が正しく出来ているのか。)そして、そのお茶を楽しむヒントを伝えること。いれるお湯の温度についてや、その香味について言葉にすること。業者サイドの都合だけでモノつくりをしない。消費者の嗜好を誘導しない。真摯に本当の姿を伝える。ただおいしいとしたり、いいお茶というだけでなく、一杯のお茶をいれて話をしていく。茶に携わり、生業とするのであればこれらの事は出来て当たり前のことです。

今年も新茶シーズン。数多くのお茶が生まれることでしょう。個性豊かな品種茶に出会えることも楽しみのひとつです。

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

2011年新茶「露地栽培:大走り 手摘み 新茶(静岡市駿河区丸子佐渡山産)」完成。販売開始しました。

2011年新茶「露地栽培:大走り 手摘み 新茶(静岡市駿河区丸子佐渡山産)」完成。販売開始しました。

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4月11日に摘採製造された静岡市丸子佐渡山の杉山八重穂です。このお茶と関わるようになって11年目になります。はじめは4月上旬に静岡市の露地物新茶があるなんて半信半疑だったのを思い出します。

錦園での販売は今から9年前。寒さが続き新聞の紙面に「お茶はまだか?」の文字を読んだ年でした。当時4月12日に14日より発売の静岡伊勢丹の折込広告が配られているのに12日まで摘採はされず、これは天候により発売延期の説明を店頭でしなくてはと覚悟をしました。

ところが、広告を読んだ生産者の方が「お茶が無いわけにはいかんだろう。」とひとホイロだけでもと13日に摘採製造をしてくれ14日午後からの販売にこぎつけたのでした。嬉しさと感謝は今でも忘れません。この出来事は私がお茶の品種や製造についてをさらに真剣に考えるきっかけにもなりました。

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12日の朝、昨日まで茶園にあった茶葉が目の前にある光景。いつもの事ですが静かに感動をします。現代の茶業において、園地で自分が切ったシャッターの中にいた葉が、眼前の一杯の拝見茶碗の中にいるかもしれないことのすごさ。それに気がついたのは何年前だったのだろう。

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茶に湯に触れて園地にあった時の様子を取り戻して行く様子は時間が逆さまに流れていくようです。針のような形から、一枚の葉に戻っていく姿、茶葉の再現性。このお茶がつくられるようになって80年近い歴史が流れているそうです。かつて日本の茶産地で生産されていた「茶」の姿が垣間見られる時です。


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さて、お茶が出来上がり、予定通り12日午後より販売を開始しました。これまで、茶業者の側にあった「茶」がお茶をお飲みになられる皆さんの側に出る時でもあります。一杯のお茶を介して、そのお茶の生まれたところや関わっている方々のお話しが出来ることを嬉しく思っています。


ご案内が遅れてしまいましたが、4月19日まで静岡伊勢丹B1Fおいしいふるさと村にてお茶をいれています。16日、17日は昨年好評を頂戴した「大走り新茶と出町ふたばの豆餅を楽しむ会」のため席を外してしまっていることがありますがご容赦ください。(ちなみに今年は昨年参加なさった方のお申込が殺到した様子で2日間全80席の枠が30分も掛からずに完売、キャンセル待ちが数十名様に登ってしまったとのことでした。)

新茶も出来上がり、佐渡山の共同工場も連続生産にはいりました。新茶シーズンの到来です。
 
露地栽培 大走り手摘み新茶は静岡伊勢丹B1Fおいしいふるさと村にて販売中です。
価格は50g箱入¥1,575 30g袋入¥1,050です。
黒い服にバンダナ、ベストを着た人がいる時はご試飲が可能です。お気軽にお声をお掛けください。

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錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

2011年の初摘み。新茶シーズンの到来です。静岡市丸子佐渡山「杉山八重穂」大走り 手摘み 新茶

2011年4月11日,静岡市駿河区丸子佐渡山にて今年の初摘みが行われました。品種は「杉山八重穂」。
やぶきたの父として知られる杉山彦三郎翁が選抜した早生品種です。

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もちろん、ハウス栽培でもなければトンネルでもありません。品種の特長として3月下旬から4月上旬に摘採期をむかえます。樹齢は80年近くなるでしょう。 昨年と比べて2週間遅れの摘採となりました。

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SBS放送、中日新聞の方が取材に来てくださり、摘採の様子はテレビは11日夕方6時のニュースにて、新聞は中日新聞12日朝刊茶況欄にてご紹介くださる予定です。(ニュースは放送済み。)

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重ねていいますが、加温をして育てるわけでもなく摘採適期が今なのです。お茶には数多くの品種があり、それぞれに摘み取り時期が異なります。八十八夜にこだわることがナンセンスです。八十八夜の茶は縁起物程度に考えるべきものです。例年であれば八十八夜の1ヶ月近く前に摘採期をむかえる品種は先達が残した大切な財産。

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製造、販売する側の都合や好みだけで、多くの品種が消えていきました。そして鮮度感、色、効率ばかりを追った製法(茶葉をミンチにして乾かしたような代物をつくる製法)によって、お茶は香味を失いました。嗜好品としてのポテンシャルを十分に持っている「茶」がただの清涼飲料水のようになってしまっている。
「茶」は工業製品ではありません。美しさと美味しさ、口にした人の心に感動を呼び起こす工芸作物です。

11日に静岡市で摘まれたこのお茶は「露地栽培 大走り手摘み新茶」として12日午後3時より静岡伊勢丹B1Fおいしいふるさと村にて販売開始。さあ、今年も新茶シーズンの到来です。

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