2010年静岡の山間地茶園にて~玉川~
寒暖の差、天候などが激しく変わりますね。春から初夏へと緩やかに変わる季節というものを懐かしく感じてしまいます。さて、前回に続いて山間地茶園の様子です。標高は約400m付近、静岡市の山間地玉川(たまかわ)にての撮影です。

品種:香駿(こうしゅん)
香駿は主要品種「やぶきた」よりやや早い摘採となる品種です。2000年に登録され、その香気の素晴らしさと生まれである静岡の旧称である駿河から文字をとり名づけられた品種茶です。香りは爽やかで花を想わせ、冷茶にも向いています。

品種:やぶきた
主要品種「やぶきた」。霜害の心配をしましたが状態は問題ない様子。力強く、そして透明感を感じる新芽。摘採製造が楽しみです。

品種:在来(実生)
歴史のある産地では山間に在来茶園がまだ残されています。やぶきたと比べて小さく黄色い葉。葉の形も丸く違いは一目瞭然です。茶は自家不和合性もしくは自家不結実性の植物なので、実を植えて増やすと一本一本が異なる特性をもつ茶樹になります。実で植えた茶の樹は荒れた土地にも適応し、干害にも強いとされますが品質の安定や大量生産には不向きであり、在来を抜いて品種に改植される歴史を歩んできました。ただ、在来種の持つ個性はその土地ならではのもので、本当の意味でのその土地のお茶は在来のように感じることも少なくありません。特に山間地生産の在来種を伝統的な普通蒸し製法でお茶にすると非常においしくノスタルジックな風味の品が出来上がります。

品種:やぶきた
山の青空と新芽。いつ見てもいいものです。
園地を回っていると2010年は、やや遅れたハイシーズンを迎えることになりそうです。ピークへの突入は連休後半からでしょう。ただ、短期集中になりそうですから生産家は大忙しになりそうな予感です。早めにスタートして園地を追う生産となれればいいのですが。ともあれ、園地の様子は順調です。今年も良茶が期待できそうです。
明日、4月29日(木)~5月5日(水)までの一週間、錦園石部は静岡伊勢丹ふるさと村にて新茶の試飲販売会を行います。日本平の手摘みやぶきた他、¥1050/100g静岡市産新茶もご用意が出来ました。お近くにおいでの際は新茶の香味で季節をお楽しみ頂ければ幸いです。

品種:香駿(こうしゅん)
香駿は主要品種「やぶきた」よりやや早い摘採となる品種です。2000年に登録され、その香気の素晴らしさと生まれである静岡の旧称である駿河から文字をとり名づけられた品種茶です。香りは爽やかで花を想わせ、冷茶にも向いています。

品種:やぶきた
主要品種「やぶきた」。霜害の心配をしましたが状態は問題ない様子。力強く、そして透明感を感じる新芽。摘採製造が楽しみです。

品種:在来(実生)
歴史のある産地では山間に在来茶園がまだ残されています。やぶきたと比べて小さく黄色い葉。葉の形も丸く違いは一目瞭然です。茶は自家不和合性もしくは自家不結実性の植物なので、実を植えて増やすと一本一本が異なる特性をもつ茶樹になります。実で植えた茶の樹は荒れた土地にも適応し、干害にも強いとされますが品質の安定や大量生産には不向きであり、在来を抜いて品種に改植される歴史を歩んできました。ただ、在来種の持つ個性はその土地ならではのもので、本当の意味でのその土地のお茶は在来のように感じることも少なくありません。特に山間地生産の在来種を伝統的な普通蒸し製法でお茶にすると非常においしくノスタルジックな風味の品が出来上がります。

品種:やぶきた
山の青空と新芽。いつ見てもいいものです。
園地を回っていると2010年は、やや遅れたハイシーズンを迎えることになりそうです。ピークへの突入は連休後半からでしょう。ただ、短期集中になりそうですから生産家は大忙しになりそうな予感です。早めにスタートして園地を追う生産となれればいいのですが。ともあれ、園地の様子は順調です。今年も良茶が期待できそうです。
明日、4月29日(木)~5月5日(水)までの一週間、錦園石部は静岡伊勢丹ふるさと村にて新茶の試飲販売会を行います。日本平の手摘みやぶきた他、¥1050/100g静岡市産新茶もご用意が出来ました。お近くにおいでの際は新茶の香味で季節をお楽しみ頂ければ幸いです。
日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)