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日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

静岡伊勢丹B1Fにて催事中です。

2009年9月16日~23日まで静岡伊勢丹にて催事を開催しております。販売しているお茶を呈茶し、その説明をさせて頂いていますがお客様からの声から得るものはとても多く、参考になります。

さて、呈茶において「築地東頭」や「玉川 こもれびの茶」など価格でいえば3000~6000円/100gクラスのお茶も登場しています。この価格帯のお茶を試飲に使用するというのはあまり無いことでしょう。経費面や、またこのクラスのお茶を購入しようと思う方の数などを考えると出来ないと思われる方が少なくないのかもしれません。確かに、ただソロバンをはじくのであればわからないではありません。でも、この価格帯のお茶を知って頂く事が本当の意味で大切な事だと考えています。

先人が一世紀以上時間のをかけ、技術を積み上げて高い精度でつくり上げられた「茶」という嗜好品。その姿を知って頂くことは専門店や日本茶インストラクターの大切な仕事のひとつです。特に専門店は高価格帯のお茶に関して「いいお茶なんです。」といった曖昧な表現ではなく、その姿、香味を具体的に伝えることをしなくてはいけないはずです。

本日、築地東頭をお飲みになったお客様の言葉「これはただうまいと言っては駄目だね。それ以上のものがあるよ。」ありがとうございます。その通りです。

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日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター



静岡伊勢丹食料品大感謝祭開催中。錦園の選り抜きほうじ茶と和多田式茶器「葉の雫」をご紹介しています。

2009年9月16日から23日まで、静岡伊勢丹にて食料品大感謝祭が開催されています。期間中、錦園もB1Fおいしいふるさと村にて「選り抜きほうじ茶」「本山茶(BRUTUS版)」などを呈茶、ご紹介中です。日中はまだ暑いので選り抜きほうじ茶は冷茶にて。その他は基本的には「和多田式茶器 葉の雫」にて呈茶をさせて頂いております。
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和多田式茶器、お客様の反応も上々です。名古屋三越栄店での催事よりお客様の前で本格的に使用を始めましたが発見も多く面白い道具です。呈茶用に持ち込んでいる「築地東頭」「築地山峡」「玉川こもれびの茶」「本山茶(BRUTUS版)」はお客様が自らいれて頂いても構いませんので和多田式茶器をお試しください。お茶の楽しさを再発見すること請け合いです。

日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター

パネル画像紹介「工芸作物の生まれる場所」 三越名古屋栄店 展示写真より

9月8日に終了しました三越名古屋栄店8F「お茶を楽しむ。~こだわりの茶葉と急須の世界」にて展示された写真をインターネット上でご紹介させて頂きます。コメント文は会場で添付されていたものと同じ内容になっています。

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タイトル:工芸作物が生まれる場所
画像:横沢製茶共同組合築地東頭製茶中

「茶」が工芸作物に姿を変える場所が製茶工場です。茶園での一年の丹精を活かすも無としてしまうのもここで決まります。毎年異なる生葉を原料に、経験と技術で製茶を行います。新茶シーズンになれば連日、深夜まで作業が続きます。艶やかで美しい姿の茶が出来た時、生産者の顔は笑顔でほころぶのです。

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日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター
茶園写真家


パネル画像紹介「標高800mの自然仕立て茶園」 三越名古屋栄店 展示写真より

9月8日に終了しました三越名古屋栄店8F「お茶を楽しむ。~こだわりの茶葉と急須の世界」にて展示された写真をインターネット上でご紹介させて頂きます。コメント文は会場で添付されていたものと同じ内容になっています。

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タイトル:標高800mの自然仕立て茶園
画像:築地東頭 静岡市葵区横沢東頭

5月下旬、静岡市安倍川上流域、標高800mの園地で手摘みが始まります。煎茶の手摘み生産としてはもっとも遅い手摘みでしょう。良茶生産の理想形である自然仕立て栽培を行い、摘採日数は5日。お茶摘みの延べ人数は約100名。総生産量は約100kg程度。良茶生産にかける情熱によって存在する至高の日本茶です。

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日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗

パネル画像紹介「山間地茶園の新茶シーズン」 三越名古屋栄店 展示写真より

9月8日に終了しました三越名古屋栄店8F「お茶を楽しむ。~こだわりの茶葉と急須の世界」にて展示された写真をインターネット上でご紹介させて頂きます。コメント文は会場で添付されていたものと同じ内容になっています。

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タイトル:山間地茶園の新茶シーズン
画像:築地山峡(園地と製品)

4月下旬、電気もガスも無い静岡の山間地で手摘みによる生産が始まります。斜度が30度から場所によっては50度近い急峻な茶園。芽を大きく育てる「芽重型」の栽培。品種は「山峡(やまかい)」。豊かな旨味と蒼々とした香りが特長です。

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日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター
茶園写真家

パネル画像紹介「自然仕立て園の茶」「茶の品種 杉山八重穂」 三越名古屋栄店 展示写真より

9月8日に終了しました三越名古屋栄店8F「お茶を楽しむ。~こだわりの茶葉と急須の世界」にて展示された写真をインターネット上でご紹介させて頂きます。コメント文は会場で添付されていたものと同じ内容になっています。

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タイトル:自然仕立て園の「茶」
画像:杉山八重穂 静岡市駿河区丸子佐渡山

新幹線の車窓などから見えるかまぼこのような形に見える茶畑ではなく、一本一本を大きく育てる栽培方法を「自然仕立て」と呼びます。茶は1年で1m近く育つ植物で、かまぼこ型の園地は年数回、機械による摘採をするために仕立てた姿です。自然仕立ては良茶生産の理想とされますが、年一作、しかも手摘みによる摘採しか出来ないために行う生産家は多くありません。

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タイトル:茶品種「杉山八重穂」
画像:杉山八重穂 静岡市駿河区丸子佐渡山

良茶の生産に心血を注いだ人物が「杉山彦三郎(1857-1941)」。茶に品種導入の考え方を初めて持ち込み、やぶきたの父として知られている。品種はそもそもが早生、中生、晩生を組み合わせ工場の稼動日数を上げ品質の安定と生産量を増やすことを目的として導入されました。「杉山八重穂」は氏が選抜した極早生の品種。静岡でも極わずかに残り、3月後半に露地にて摘採が行われます。


日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター
茶園写真家



パネル画像紹介「茶の品種」「茶の品種 在来種」 三越名古屋栄店 展示写真より

9月8日に終了しました三越名古屋栄店8F「お茶を楽しむ。~こだわりの茶葉と急須の世界」にて展示された写真をインターネット上でご紹介させて頂きます。コメント文は会場で添付されていたものと同じ内容になっています。

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タイトル:「茶」の品種
画像:やぶきた 玉川こもれびの茶

茶にも他の農作物と同じように「品種」があり、その種類は100を越えます。現在、日本で栽培されている主な品種は「やぶきた」。全国の栽培面積で約8割を占めています。やぶきたが誕生して約100年。一面が緑色に生えそろった新茶の風景は品種導入後の姿です。※茶は自家不結実性の植物で同じ種の花粉では実をつくりません。現在は全て「挿し木」よって栽培されています。

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タイトル:「茶」の品種 在来種
画像:玉川在来 静岡市葵区安倍川上流域

「やぶきた」などの品種が導入される以前、茶は「在来種」が主でした。在来種の園地は新茶時期は色とりどりで、芽の育ち方もさまざまです。歴史がある産地では80年以上前に植えられた在来種を今でも見ることが出来ます。在来種でつくられたお茶は現在のお茶にはない奥ゆきのある複雑な香味を持ちます。


日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター
茶園写真家

パネル画像紹介「築地東頭(荒茶)」「築地東頭(生葉) 三越名古屋栄店 展示写真より

9月8日に終了しました三越名古屋栄店8F「お茶を楽しむ。~こだわりの茶葉と急須の世界」にて展示された写真をインターネット上でご紹介させて頂きます。コメント文は会場で添付されていたものと同じ内容になっています。


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タイトル:工芸作物 「茶」
画像:築地東頭(荒茶)

日常的に楽しまれている「茶」は工芸作物と呼ばれる農作物です。他の農作現在物とは異なり、栽培、収穫後に加工作業があります工芸作物の中でも「茶」はその加工技術によって製品の出来不出来がはっきりと現れます。優れた技術によって作られた「茶」は美しく、まさに工芸品のようです。

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タイトル:良質な原料
画像:築地東頭(生葉)

良茶を作るには良質な生葉がもっとも大切になってきます。園地で健やか育ちひと芽、ひと芽を手によって摘みとられた葉は最高品質の「茶」生産は欠かせません。



日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター
茶園写真家

三越名古屋栄店8F ジャパネスク 「お茶を楽しむ。~こだわりの茶葉と急須の世界」。ご来場ありがとうございました。

三越名古屋栄店 8Fジャパネスク催事(開催期間:2009/09/02~09/08)

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<会場入り口のパネル文より>

日常的に飲まれているお茶。日本で最も多く飲まれているのは蒸気を使って作る蒸し製の「緑茶」です。お茶は乾物のイメージが強いですが、工芸作物と呼ばれる農作物です。「工芸」の言葉が示すように一般的な野菜などとは異なり、製茶と呼ばれる加工工程を経て製品となります。

優れた生産家の手によって日本の伝統的な製法で製茶された茶葉は針のような美しい形状を持ち、淹れた茶は力強く透明感のある色をしています。良品の茶を作るには園地で良い生葉を育て、卓越した技術で製茶をする事が不可欠です。良茶は園地においても例外なく美しい姿をしています。

園地の様子などをお茶とともにお伝え出来ればと考え、今回の催事を企画させて頂きました。愛知県が生んだお茶を楽しむのに最適な常滑焼の茶器とともに静岡の限定生産の良茶をお楽しみ頂ければ幸いです。

錦園 石部健太朗


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ご来場くださいました皆さま、ありがとうございました。名古屋では初めての百貨店催事となり、至らぬ点も多かったと思いますがどうにか無事に終えることが出来ました。三越栄店の方々をはじめ、多くの人達のご協力を賜り、大変感謝しております。今後もお力添えを頂くことがあろうかと思います。どうぞよろしくお願い致します。


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土日に開催された Tea Plan 翠香足利さんと日本茶インストラクター資格保持者のスタッフの方々が行ったセミナーも来場の皆さまに大変好評。

和多田式茶器 葉の雫 展示販売スペース
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日本茶ソムリエ和多田喜さんの提案による和多田式茶器を専用スペースにてご紹介。茶器製作には磯部輝之氏、都築青峰氏、吉川雪堂氏のご協力を頂きました。同茶器は会場ではセミナーや、試飲でも使用され「お茶を飲んでいるのではなく、まるで食べているよう。こんなお茶の味わい方は初めて。」との感想を多くの方からうかがいました。お買い求めになられたお客様も多く、この茶器の持つ可能性を感じます。

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築地勝美作 玉川こもれびの茶和多田式茶器「葉の雫」

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磯部輝之さんにも大変お世話になりました。9月下旬にも作品展※があり、お忙しい中なのに連日呈茶や茶器についてのお話しをしてくださり、私自身とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございます。日々、急須を拝見していて職人がつくり出す茶器の素晴らしさを再認識しました。
※2009年9月23日~29日まで 三越名古屋栄店8F ジャパネスクギャラリーにて磯部さんを含む常滑焼作家3人展が開催されます。


さて、打ち合わせから催事の準備、実際の催事まで振り返ってみればあっという間の出来事でした。結果、百貨店が設定した売上げ予算もクリア出来たとのことで、成功の催事となりました。お茶や急須が売れないと囁かれる昨今ですが、自家需要の茶販売による数字としては驚きの目で見られる内容でした。(百貨店での茶販売はギフトに頼る部分が少なくありません。)

都市圏百貨店での日本茶催事は販売面はもちろんですが、茶に関しての情報発信の点でも得るものが大変多く、今後このような機会があれば積極的に行わせて頂こうと思っております。その節はどうぞよろしくお願い致します。

催事を終え、ただおいしいだけではないお茶をお届けしたい。この想いをあらたに致しました。日本茶専門店として出来ることはまだまだ沢山あります。面白くなってきました。


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錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

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