静岡市産 大走り手摘み新茶 私と蓋碗と杉山八重穂
26日に摘採された2009年静岡県で最も早い露地栽培の手摘み新茶を28日、29日に静岡伊勢丹にて試飲販売させて頂きました。2日前まで園地で輝いていた新芽が「茶」として眼前にあることをどこか不思議な気分になりつつ呈茶していました。
この時期に私が使いたい茶器は毎年、常滑蓋碗です。今回は錦園オリジナル茶器でお世話になっている磯部さんに作って頂いた常滑蓋碗「宝生庵」。(以前の東京で開催されたOZONE夏の大茶会でとても好評だった茶器です。)
器にいれた茶葉と湯が出会い、とたんに時計の針が逆しまに回るのを感じます。濃い緑から、きいろ味を帯びた緑へとなりつつ、開いてゆく葉。
この風景を眺めるにはやはり黒い常滑蓋碗がふさわしいと思うのです。
2日間の催事はとてもご好評を頂きました。ご来場の皆さま、諸関係者の方々ありがとうございました。2009年の新茶シーズンは幸先のよい幕開けです。
日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)