2009年の園地まわり。望月さんの園地へ?
静岡市を流れる安倍川。その上流域東側の茶産地「俵峰(たわらみね)」へ
俵沢より撮影
俵沢のつづら折れを上り切った先にある土地が俵峰。地形的には河岸段丘になる。途中、某有名店の山葵田が見られる。河岸段丘は地下水脈が浅く山葵の栽培に向いたところが多い。急峻な坂が終わるとなだらかな風景が広がる。
俵峰
今年は例年に比べて全体的に園相はよく見える。画像中央、畝の隙間が見えない畑は放任園となってしまった茶園。近年、園地まわりをしていると放任園が目立つようになってきた。生産家の高齢化、茶価の低迷など理由は様々だ。
園地の中を通る鉄の一本橋。これはモノラックと呼ばれる運搬機用のレール。原動機のついた運搬機がレールの上を走り農機具や資材、摘み取った生葉などを運ぶ。昭和40年代初めに登場した農機具で山間地をはじめよく見かける。
望月さんのさくらかおりの園地。
ここは更新2年目の茶園。樹齢は約40年。バランスよく育った親葉で形成されている。病害虫に強い品種ということもあるが、栽培技術の高さが見てとれる園。
日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)