茶産地が生むお茶 しろぼうちゃという静岡茶
しろぼうちゃ ¥1050/40g缶入 ¥3360/40g袋入×4
いれ方を選らばずに、食べても飲んでもおいしく楽しめるお茶「しろぼうちゃ」。茶産地だからこそ手に入る原料を活かし、少量生産、高品質を製品の原点としています。2008年は開催がされませんでしたがOZONE夏の大茶会中、錦園でもっとも人気のあったお茶です。
パイロット製品を作ったのは2004年。しろぼうちゃを生産しようとした時のテーマのひとつが「既存の機械、技術を活かして新しい静岡茶を作る。」でした。当時、釜炒り茶の生産などにも関わり新しいお茶作りに新しい機械の導入をしていく様子を目の当たりにしていました。それはそれで重要なことなのですが新規の機械を見るにつれて「既存の機械、技術の中にまだまだ可能性があるのでは?」との思いがつのりました。
産地だからこそ見つけられる原料、マスを狙わない高品質、職人の技術があるからこそ出来る作業、お茶をつくる為の機械群を再構成する。その答えのひとつが「しろぼうちゃ」でした。
ふっくらと炒りあがった姿、まだお茶本来の緑が残る色、香り。透明感ある水色。製法から「ほうじ茶」にカテゴライズされますがこれまでのほうじ茶とは一線を画した品になっています。
しろぼうちゃを作る機械も技術も決して新しいものではありません。でもこれまでに無い新しいお茶を作ることが出来ました。これはお茶の持つ可能性、そして産地の持つ可能性のひとつのように思います。
残暑の9月、秋から冬へ。しろぼうちゃの豊かな表情を楽しめる季節がやってきます。
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)