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日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

新品種茶 香駿。爽やかな風が吹くようなお茶です。

静岡生まれの新品種茶「香駿(こうしゅん)」は爽やかな香味に特長があり、お客さまからご好評を頂戴しております。ありがとうございます。

中でもトップクラスの香駿「横沢共同謹製 築地香駿(つきじこうしゅん)」を本日より静岡伊勢丹B1Fにて販売を開始させていただきました。
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爽やかな香味は熱いお湯でも、冷茶でもおいしく新時代の静岡茶にふさわしいキャラクターを持ったお茶です。(香駿は品種単品でもおいしいですが、ブレンドの原料としても魅力的。)
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山峡や薮北と比べて小さめな葉を作る品種ですので、製品の形状も少しちいさくなっていますが香味は負けず劣らずに秀逸です。※画像は「築地香駿」。

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静岡伊勢丹B1F おいしいふるさと村にて本格的な日本茶販売中。

築地東頭-つきじとうべっとう-(¥3150/50g)
築地香駿-つきじこうしゅん-(¥2415/50g)
築地山峡-つきじやまかい-(¥2100/50g)
玉川横沢-たまかわよこさわ-(¥1312/50g)

力強い針のような形状をご覧いただけるよう見本もご用意しております。お近くにおいでの際は是非、お立ちよりください。

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

2008年版 築地東頭 5月29日より販売開始です。

お待たせいたしました。2008年版築地東頭が5月29日よりの販売開始です。本年度は例年以上に力強い新芽が出来た年なので製品もいつもより伸びやかに大きなお茶になりました。

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実に素晴らしい形状です。

まだ仕上がったばかりですのでしばらくは新茶らしい荒々しさがあり、いれる側にとってちょっと手ごわいことでしょう。ただ、この新茶らしさも季節を楽しむ味わいのひとつですからそれを味わうのもまた面白かったりします。夏を過ぎる頃にはとげとげしかった部分が影をひそめて、甘さも増しいれやすくなりますがそれはそれでつまらないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

リニューアルしたパッケージはこちらです。
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これまでの巻紙に情報を掲載するスタイルから「お茶のしおり」を添付するスタイルに変更しました。ギフトなどの場合は別に箱をご用意します。

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

2008年版 築地東頭(つきじとうべっとう)最終日。5月24日 

5月24日は築地東頭の2008年摘採最終日でした。6日の摘採製造、約160kgの荒茶が出来上がったことになります。一年の丹精が製品となる時にたち合わせて頂けたことに感謝します。
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玉川横沢の缶貼がされた見本缶。中には築地東頭の荒茶。
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横沢共同は5月上旬に一番茶の本格的な製造が始まり、今日(24日)が最終日。錦園のお茶としては「築地山峡」「築地香駿」「玉川横沢」「築地東頭(つきじとうべっとう)」が生産されました。特に「築地山峡」「築地香駿」「築地東頭」はほぼ完璧な単産地の単品のお茶です。現在の日本においてこのようなお茶を扱えることはご協力をくださる皆さまのおかげです。ありがとうございます。
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精揉の工程(※お茶を針のような形に伸ばす工程。茶葉の中にある水分を均一に乾かしていくには針のような形にする必要があります。)を見る私。お茶がドラマチックに伸びてゆく姿は見ていて面白いものです。艶やかに濡れたような茎(剣)は園地で力強く育った良茶の証です。

横沢製茶共同組合は昭和58年(1983年)操業開始。(※築地東頭が製造されたは昭和63年(1988年)から。)以来、園地でやわらかく大きく育てた新芽から作られる艶やかで伸びやかな山間地生産茶の理想ともいえるお茶が作られ続けています。

世界を見たときこの精度のお茶が数百キロ以上のボリュームで作られ、この価格帯で手に入れることが出来るのは日本だけです。本来、先進国の高い労働コストでは作ることが出来ないとされる「茶」という工芸作物の生産を可能にした努力の賜物が今、私たちの目の前にあります。


日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

2008年 一〇八夜の手摘み新茶 築地東頭(つきじ とうべっとう)

2008年5月21日。立春から一〇八夜の日。毎年、標高800Mの手摘み新茶「築地東頭(つきじとうべっとう)」はこの頃に最盛期をむかえます。
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お茶摘みさんが約15名、ひと芽、ひと芽丁寧に新芽を集めていきます。一本、一本の茶樹を大きく育てる自然仕立て園は人の手でなければ新芽が摘めません。そしてそれだけではない「手でしか出来ない精度と品質の生葉」が重要なのです。
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笠の方は園主築地さんの奥様、美幸さん。お茶摘みさんの手配、摘採のペース配分などはすべて美幸さんのお仕事。
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新芽を痛めずに手際よく摘みとる技術もすばらしい。手に持ちすぎず、びくの中の生葉はふわりとしたまま。(このようになっていると熱がこもりにくくて葉を痛めないのです。)
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夕暮れ近くの陽射しの中、美しい園地が広がります。人と静岡の自然がが作り出した宝物のような世界です。園地が出来て22年、栽培されている品種は「やぶきた」と「おおむね」。
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園地を後にする時、見上げれば空には一筋の飛行機雲。

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摘採後、新芽は横沢共同へ運ばれます。本日の摘採量は約150kg。お茶摘みさんひとりが一日かけて10kg摘めた計算になります。緑の生葉の山。ひと芽摘むのに一回、人の手が動いている。この当たり前の事に感動を覚えます。
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夕方から製造開始。画像は給葉機と蒸し機。横沢共同では独自の製茶理論に基づく生産が行われておりお茶作りをなさった方が見るとちょっと驚く風景がそこかしこに見られます。1バッチ50kg。3ホイロの製茶。深夜には約30kgの荒茶が出来上がる予定。
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園主であり組合長の築地さんと工場長の豊さん。山のお茶作りの話や村の出来事など楽しい話しをたくさん聞かせて頂いています。※今日、聞いた話し:以前は茶農家さんがお茶を作り終えて大海(お茶をいれる大きな紙袋)にお茶をいれて縁側においておくと茶問屋が山に来てまとめて買っていったとのこと。おおらかな昭和の時代の話ですね。)
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夜10時をまわる頃、ひとホイロ目が出来上がりました。50kgあった生葉から出来上がる荒茶は約10kg。一枚の葉に戻る針のように揉み上げられた茶は素晴らしいのひと言。これはと思ったものをピックアップしてお湯をさせばこの通り。
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工芸作物としての茶の姿を目の当たりにする場所にいられることに感謝。
築地さん豊さんの言葉で忘れられない言葉があります。
「特別な事は何もしていない。よいお茶をつくるために当たり前のことをただ当たり前にしているだけだよ。」外連味のない二人の言葉、出来たお茶。そしてその香味。「当たり前」という言葉の重さを感じずにはいられません。

築地東頭の製造も残すところあと3日くらいでしょう。2008年の新茶シーズンがいよいよ終わりです。今年も魅力あふれる素晴らしい静岡茶がご用意出来ました。

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

2008年 築地東頭(つきじ とうべっとう)摘採開始! Α(アルファ)にしてΩ(オメガ)の日本茶。

2008年5月17日(土曜日)静岡市安倍川上流域、横沢地区東頭、標高800mの茶が摘採開始となりました。山深い園地ですので途中で野生動物に遭遇することもしばしばです。今日の野生はニホンカモシカ。出現が急だったのでピンボケになってしまいました。
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築地東頭の園までちゃんとした道が通っているわけではなく、山道を登ります。農家ではない私は登る前にブーツの靴紐を締めなおすところからスタート。
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途中の道はこんな感じです。
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登りきった先に広がるのがこの自然仕立ての茶園。自然の中にある人が作り出した美しい風景です。例年に比べてちょっと早いのかなと思う新芽の様子。これならば安心して最終日まで良質な葉を摘採し続けられることでしょう。
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摘採はご覧のようにひと芽、ひと芽を大切に摘みとる「手摘み」。人の手でしか出来ない仕事です。
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摘みとられた新芽は涼しい小屋で一旦保管。この素晴らしい原葉。良茶の誕生を予感させるに十分です。
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静岡の山間、標高800mの園地に広がる自然仕立て園。園地に続く作業道もなく、もちろん電気や水道などありません。農作業に必要な水は雨水をためて使います。
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年一作、一番茶のみ。摘採はすべて手摘み。園地で最高の原料を生産し、技術を尽くして良茶の製造に臨む。これこそが「工芸作物」としての茶の究極の姿です。今日から約一週間。築地東頭の生産が続きます。

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築地東頭の園地にて。2008年5月17日。
日本茶専門店 錦園 石部商店
店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

2008年パッケージ用シール

土曜日の雨で山のお茶の生産はひと休みでした。5月上旬に夏のような陽気があり、作業に追われてしまっている生産家の方々も少なくないことでしょう。お疲れさまです。引き続き良茶の生産に期待しております。

続々と魅力的なお茶が錦園に揃ってきました。扱い茶は限定生産の品が多く量も僅かなものばかりと、ちょっとのんびり構えていたら、お客様から催促のお電話を頂戴するようになってしまいました。お気に入りのお茶の新茶をお待ちになる心にお応え出来ていなかったと反省をしています。

出荷可能及び出荷予定の2008年産のお茶は下記の通りとなります。メール、お電話、ファックスなどで承ります。注文フォームのコメント欄などもご利用ください。インターネットの整備にまで手が回っておりません。申し訳ありません。

?手摘み本山茶 築地山峡 ¥2100/50g※
?静岡本山茶 玉川横沢 ¥1313/50g
?釜炒り茶 花かおり 香寿 ¥1890/30g 今年はかなりミル芽の摘採です。値打ちものとなっています。
?やぶきた発祥地の茶 日本平手摘み薮北 ¥1575/50g やぶきたらしさを素直に楽しめます。単品の手摘みです。約10kg手配できました。日々減っています。
?やぶきた発祥地の茶 八十八夜摘み やぶきた茶 ¥1575/100g 50kg手配しましたが残りは10kg程度になっています。
?本山茶 ゆたかみどり ¥1050/50g 普通蒸しの山間地生産のゆたかみどりです。ゆたかみどりといえば鹿児島産の深蒸しがおなじみになっていますがこちらは静岡本山産の硬くつくられた形状モノ。ちょっと貴重なお茶ですよ。
?天竜花かおり ¥1050/50g 天竜産の印雑131(アッサム系品種)。普通蒸しの硬いお茶です。
?丸子花かおり ¥1050/70g 静岡市駿河区丸子産の印雑系在来。普通蒸しですが形状は細かめです。ケーキなどの洋菓子にもマッチします。
?大走り手摘み新茶(杉山八重穂) ¥1575/50g 静岡市で最も早く摘まれたお茶。残り僅かとなってきました。
?本山茶 ¥1050/100g 安倍川流域玉川と清沢のお茶を原料にした本山茶。スタンダードなので量は十分にあります。
?新茶くき茶 ¥630/100g 2008年産新茶のくき茶。

近日登場 5月15日頃販売開始。
?望月庄司のさくらかおり ¥1260/50g
?天竜手摘み香駿 ¥1680/50g
?手摘み本山茶 築地香駿 ¥2310/50g
などなど。
(※築地山峡、築地香駿は5月11日現在の暫定価格です。品質維持などの必要性からお茶の買い取り価格が上がり現在の価格内で吸収するのが困難となりました。この他にも6月に価格改定の予定があります。5月中のご注文は旧価格にてご手配いたします。)


さて、2008年パッケージの変更を予定しております。様々な資材の価格が上がってきており作業を効率化することなどによって出来る限りコストアップを吸収出来ないかを考えての試みです。また、お客様の声に「ギフトではないから簡易包装で構わないよ。」との声も少なくないのでギフト指定以外のものはケースを省いてもよいのではとも考えています。ともあれ、6月にはリニューアルをめざして作業中です。

一例は以下のようになっています。使用している画像はそのほとんどがイメージではなく実際の園地や茶葉のものとなります。尚、遮光性に優れたアルミ平袋に窒素充填をし表と裏面にシールを貼ります。(ご都合にあわせて量目の変更や、缶入りなども可能です。)

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玉川横沢(表面シール)
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玉川横沢(裏面シール)

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築地山峡(表面シール)
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築地山峡(裏面シール)

このような感じです。ご参考ください。

日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

お茶の芽の色。在来と品種。

錦園ではお茶の園地での様子をお伝えしております。さくらかおりなど新芽の色に特長がある品種はその色についてなどの記載が多くなっています。
さて、
テレビなどでお茶のことが伝えられる事もあり茶園といえば一面に揃った緑色を思い出される方も多い事でしょう。この一面に揃った色、芽の大きさというのは品種導入によるものです。品種導入がされる前まで一般的だった実生の園地(お茶の実を植えて茶園をつくった茶園)の風景は現在とは大きく異なります。芽の大きさ、色などバラバラだったのです。百聞は一見にしかず。
下記画像をごらんください。歴史のある茶産地では当時の実生の園地は現在でもあちらこちらに残っていて「在来(ざいらい)」と呼ばれています。

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茶品種「おくみどり」(俵峰)
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在来園(足久保)
在来の茶園はかなり色とりどりなのがお分かりになるのではないでしょうか?

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錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

母の日に八十八夜摘み日本平やぶ北茶はいかがですか?

5月11日日曜日は母の日です。新茶シーズンと重なる事もあり、母の日ギフトとしてお茶をお選びくださる方も少なくありません。
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画像は静岡伊勢丹B1F おいしいふるさと村です。

ご好評を頂戴している八十八夜摘み日本平やぶ北茶を母の日用の包装分を増やしました。アクセントになればと挿したカーネーションに照明がちょうど当たっていい感じ。

八十八夜摘み日本平やぶ北茶(¥1575/100g)は静岡伊勢丹B1F おいしいふるさと村にて販売中です。

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

黄色の新芽。俵峰望月庄司のさくらかおりの園地にて。

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先日の園地まわりの際に撮影。俵峰のさくらかおりの園でぽつんとひとつ黄色の新芽がありました。枝変わりみたいですね。ものすごく珍しいというものでもないですが、ここまで綺麗な黄色の芽を見たのは久しぶりでした。

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錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

工芸作物の生まれる場所。

茶が一般的な農作物と大きく異なる点の一つが「工芸作物」であることです。最近、工業製品的な「茶」が多くなってきていますが、錦園の考える「茶」とは茶園での栽培技術に優れ、かつ製茶技術に長けた生産家の生み出す工芸作物としての「茶」です。
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築地山峡の園地にて。

製茶技術に優れた生産家との会話で「石部君、お茶の良い悪いは畑で9割は決まってしまっているんだよ。」と言われたことがあります。工場で製茶機械と自らの感覚を駆使して良茶を揉みあげる生産家の言葉だからこそ心に響きます。たった1割されど1割。非常に重要な1割です。園地で一年をかけて丹精した結果を左右する「製茶」の作業。茶を「工芸作物」としている本質がここにあります。
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築地山峡の荒茶。横沢共同にて。

「より効率的に」と茶工場、製茶機械の大型化が進められていますが、工場や機械が大きくなってよいお茶が出来たことは残念ながらこれまでありません。石部が考える限り、形状のある伝統的な良茶をつくる機械の限度は60キロ機まででしょう。機械を介しながら茶と向かい合う限界ともいえます。
健やかに育った新芽が艶のある針のような「茶」へと生まれ変わる場所が製茶工場です。
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横沢共同にて。

日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

有機栽培茶の園地へ。健やかに育つ茶樹。

新茶時期、時間を見つけては園地へ足を運び続けています。茶産地に根をおろしているとはいえ園地までは多少なりとも時間が掛かってしまいます。今回の画像は静岡市清水区大平。(バイパスを使って片道約1時間の道のりです。)以前にご紹介させていただきました山本さんの有機栽培茶園となります。

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品種は「かなやみどり」。3月6日の画像と比べてください。健康的な親葉に育てられて新芽がすくすくと大きくなっています。
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前回の更新から4~5年目でしょうか。畝の高さは私の腰くらい。それでいながら親葉は小型になってしまっているわけでもなく実に良好な印象を受けます。私の知る限りにおいてトップクラスの無農薬有機栽培の園地です。

清水区の山間地も最盛期に突入。近々に山本さんの有機栽培茶もご案内できることでしょう。ご期待ください。

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

茶産地を巡る。クルマの窓から見える風景。

ゴールデンウィークも本日で最終日。振り返って見ると静岡市産露地栽培新茶「大走り手摘み新茶」の摘採からちょうど一ヶ月が経過しました。4月8日に静岡伊勢丹に納品させて頂いてからほぼ一ヶ月、先日納品させて頂いた八十八夜摘み日本平やぶきた茶もご好評を頂戴しております。お客様、関係者の皆々様本当にありがとうございます。

石部は現在、日中は販売の合間に園地へ足を運び生産家の方々との打ち合わせや、今しか撮れない産地の様子を撮影、夜は茶工場へお邪魔し製造の様子を見させて頂く日々です。
一年を通じての園地まわりですが、やはり風景は今が一番華やかです。

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クルマのフロントウィンドウから見える園地、窓の横を流れすぎる新芽の色。クルマから降りる時に目にするサイドミラーの中にも綺麗な景色が広がります。

日本最大の茶産地静岡。静岡市の山間はいよいよ最盛期に突入です。

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錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

標高400mの河岸段丘の地。桃源郷を想わせる俵峰。茶匠 望月庄司のさくらかおり 摘採目前。

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2008年5月6日 俵峰にて撮影。

澄んだ皐月の空。昨夜の雨は大気のチリを洗い流したようです。俵峰のさくらかおり、産地、生産者限定の逸品です。生産量は僅かに約40kg。
いよいよ摘採目前。5月中旬から下旬にはご用意が出来る予定です。ご期待ください。

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↑この画像は昨年のものです。

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店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

格子の向こうの茶畑

新茶シーズンの静岡。杉林の向こうに見える茶畑。

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錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

空と茶園が織りなす風景。築地山峡(つきじやまかい)摘採開始しました。

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築地香駿に引き続き、山間地生産茶らしい摘採風景です。
初めてここの園地の茶「築地山峡」を目にした時、その素晴らしさからお湯を注してしまうことを躊躇しました。製品を見て是非その茶園を見たくなり足を運んだのを思い出します。
錦園の考える「園地の様子、自然が目に浮かぶようなお茶をお届けする。」コンセプトのきっかけになったお茶のひとつがこの築地山峡でした。

今年も摘採が始まりました。5月中旬から下旬にはご用意が出来ることでしょう。ご期待ください。

ちなみに空に見える4本の線。これは電線ではなく生葉を山から下ろすための索道です。去年まで現役で活躍していました。
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索道で生葉が運ばれている様子です。

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店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

築地香駿 本山茶産地 玉川の新品種「香駿(こうしゅん)」摘採開始。

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最高の茶産地画像でしょう!
いよいよ本格的な山間地生産茶のシーズンが始まりました。
画像は築地香駿の園地となります。

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錦園店主 石部健太朗
(日本茶インストラクター02-0362)

2008年八十八夜摘み新茶 日本平やぶ北茶 納品完了です。

八十八夜を明けた本日。静岡は雨の混じる一日となりました。雨が一日ずれて本当によかった。5月2日夕方に無事、八十八夜摘み 日本平やぶ北を静岡伊勢丹B1F おいしいふるさと村に納品させていただきました。

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天候に恵まれてよかった。縁起の良い新茶シーズンとなりそうです。

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店主 石部健太朗 日本茶インストラクター 

八十八夜の新茶 やぶきた故郷の茶 日本平より

立春から数えて八十八日。2008年5月1日は八十八夜です。画像はやぶきた発祥地「日本平(にほんだいら)」のやぶきた。本日の様子です。

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2008年5月1日撮影。(※画像はイメージではありません。)

長寿の縁起物とされる八十八夜の茶は贈り物などでとても喜ばれるお茶となっています。錦園提案にて5月1日版 静岡伊勢丹の伊勢丹通信にて掲載されています。

http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shizuoka/  5月1日号

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日本平やぶきた茶の生産家は漆畑裕樹さん。やぶきた発祥地の茶として数年前からお力を貸して頂いています。漆畑さんは今年はやぶきた誕生百周年記念献上茶園にも選ばれており日本平を代表する生産家のひとりとなりました。実に頼もしく、これからの良茶生産がさらに期待されます。

伊勢丹通信にてご案内の「八十八夜摘み日本平やぶきた茶」は5月3日より販売開始。摘採~製造、販売までに3日を要さないスピード。まさに産地だからこそのアイテムです。※パッキングと包装が出来次第納品しますので2日夕方には静岡伊勢丹ふるさと村店頭に並べられるかも知れません。

実はこの企画、今年で2年目。正直な気持ちをお伝えすると雨が降らないかとヒヤヒヤしてとても心臓に悪い。ともあれ、天候にも恵まれてまずはひと安心。

ちなみに2007年の八十八夜新茶の記事はこちらです。
http://nishikien.blog82.fc2.com/blog-entry-85.html

さて、八十八夜を過ぎました。八十八夜の別れ霜。ここまでは遅霜が心配されるとされますが大きな被害もなく、いよいよ静岡茶の生産は本命の山間地へ向かいます。
生産家より築地山峡、築地香駿の摘採予定日の連絡も入ってきました。錦園石部もハイクラスの日本茶手配にエンジン全開です。

<お知らせ>
八十八夜摘み 日本平 やぶきた茶 ¥1575/100g
静岡伊勢丹B1F おいしいふるさと村にて5月3日より販売開始。

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店主 石部健太朗
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<八十八夜摘み 日本平やぶきた茶 販売用POP>
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