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日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

春を感じさせるお茶です。静岡本山茶 さくらかおり ~静岡伊勢丹にて~

昨夜の雨は茶園にとっていい雨でした。催事明けの園地まわりが楽しみです。これからの雨と気温の上昇とともに命の瞬きを目にすることが出来ることでしょう。

2月の催事も本日が最終日です。おいでくださいました皆さま、ありがとうございました。

花粉症のハイシーズンを目前にして べにふうき もご試飲お買い上げを頂戴しましたが さくらかおり も多くの方にお喜びをいただけました。

雨水を過ぎ、寒さの質も変わり気持ちの中に「春」を感じていらっしゃるのでしょうね。(余談ですが気温は低いのに葛湯など「冬」をイメージさせる商品が動きづらくなっているのがわかります。)

今回のさくらかおりはギフトタイプもご用意したのでお買い場はこんな感じ。


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春らしい雰囲気ではないでしょうか?

「年間生産量、わずかに300kg程度の静岡本山の稀少茶 さくらかおり。甘い味わい、桜を想わせるかおり、春を感じさせるお茶です。いかがですか?」

<追伸>
花粉症などのアレルギーをお持ちの方へ。催事中や火曜日夕方の錦園の呈茶時間など石部がいます間は「釜炒り製 粉末煎茶 べにふうき」のサンプルを差し上げます。お気軽にお声をおかけください。これからいよいよ花粉の飛散が増えていくことでしょう。お役にたてれば幸いです。


日本茶インストラクター(02-0362)
日本茶専門店 錦園 石部商店
店主 石部健太朗

錦園 石部商店 ~伊勢丹メッセージ~

2月21日より静岡伊勢丹B1Fにて「べにふうき」「さくらかおり」を主にご紹介させて頂く催事にはいっています。べにふうきについてまだ、

「名前は聞いたことがあるけど。」

といった反応の方が少なくありません。その反面、今年で三年目になる試飲販売会がお役にたてて

「べにふうき、助かってます。ありがとう。」

という声とともに100本入りをお求めくださるお客様も増えてきているのも事実です。

自分の体験、(HPなどでも書かせていただいていますが、私も花粉症で「べにふうき」のユーザーです。)前述のお言葉などにささえられています。催事を通じて感じる事のひとつは、お客様と相対させていただきながらご案内をするいうのは自分の中に確たるものがないと出来ないことだなというものです。

今回の催事もあと2日。ご試飲希望の皆さま期間中、ご来店をお待ちしております。


さて、下記画像これは静岡伊勢丹さんがご用意をくださいました錦園石部商店の説明文です。
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<伊勢丹メッセージより>
錦園石部商店
静岡県内産の少量生産の稀少茶を主に取り扱う日本茶専門店です。産地・製法・生産者・品種などを吟味限定し、時には年間で数kgしか生産されない稀少茶でもブレンドせず生一本のお茶として商品化しています。

なるほど、
わかりやすくまとまっているなあと感心している店主石部でした。


日本茶インストラクター(02-0362)
日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗

女性自身にて、本山のさくらかおりをご紹介頂きました。

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女性自身 3月4日号(2月19日発売)に 本山茶「さくらかおり」 をご紹介頂きました。(掲載記事:全国美肌になる「日本茶」 ニッポン「茶」「茶」「茶」P20にて。)

「静岡 日本一のお茶処はハイクオリティのお茶がいっぱい」と題して、「本山茶」のさくらかおりとして選ばれていることがとてもうれしいです。

メジャーな全国誌にてご紹介いただけましたことは、さくらかおりを楽しんでくださっているお客様、生産に関わってくださっている皆さま、そしてこのお茶を生み育む静岡の土地のおかげです。ありがとうございます。

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画像は2月18日のさくらかおりの園地の様子です。最近の厳しい寒さにも負けず、例年に比べて葉の痛んだところが少なくてお茶の樹はとても元気です。一般的な品種に比べて大きな葉をつける特長的な茶園。茶畑を見慣れていない方でもほとんどの方が、「あれ?お茶の樹が違いますね。」とお気づきになられます。
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この園地のさくらかおりの平均的な葉っぱです。大きさは11cmくらい。

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今年のお茶の新芽、新茶の準備は着々と進んでいます。
茶園の様子は例年になく良好。あと2ヶ月で2008年の新茶が始まります。今年も良いお茶が出来ますように。

最期になりましたが、記事編集関係者の皆さま、ありがとうございました。全国へのご紹介を糧に生産に関わる人たちとともにさらに良い品をご用意していく所存です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗


さくらかおりの想い出。本山さくらかおり新パッケージ。&2007年産 茶匠 望月庄司のさくらかおり完売しました。

桜を想わせる香りのお茶としてご好評を頂いております さくらかおり。気がつけばご案内をし始めて7年目になります。(以前は「静7132望月」として販売。)

さくらかおりの名前についてちょっと昔話。

「さくらかおり」
名づけ親は広尾の和カフェ「蒼庵」の責任者Nさん。2003年に蒼庵のメニュー及び販売茶葉に採用され、「さくらかおり」と名づけられました。蒼庵では摩利支、水香清茶、大葉水香、山峡などとともに人気のお茶となったことが昨日のことのように思い出されます。

お客様がお帰りになった後、スタッフの皆さんに拝見茶碗でお茶を見てもらったり、呈茶のアドバイスをさせて頂いたり。ひと区切りがつくといつも深夜になってしまっていてNさん、店長のMさんとに見送られながら高速道路に向かったものです。(夕方に東京へクルマで走り、深夜に静岡へ移動が当たり前でした。私も若かったんですね。)

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2004年蒼庵にて

2004年、諸事情によって残念ながら蒼庵さんは多くのファンに惜しまれながら閉店。名づけ親のNさんにお話しをして「さくらかおり」の名前を錦園にて使わせて頂くようになりました。

「さくらかおり」。シンプルでとてもよい名前だと思っています。これからも大切にしていくことが私の仕事なのでしょうね。

さて、それはそれとして。
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2007年産 茶匠 望月庄司のさくらかおりが完売となりました。ありがとうございました。(生産量僅かに35?の稀少茶ですから致し方ないのですが無くなってしまうと妙に寂しい気分になります。)2008年の生産まで今しばらくお待ちください。5月上~中旬にはご用意が出来るかと思います。

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<本山のさくらかおり新パッケージ>
そして、「本山のさくらかおり」を平袋タイプのパッケージに変更しました。表面にQRコードを記載しお茶の情報を携帯電話などでご覧頂けます。(※パケット代にご注意ください。)

QRコード用URL
http://www.nishikien.com/001-qr/sakurakaori.html


あとひと月もすれば2008年新茶シーズンを目前にして慌しくなってくることでしょう。今年もよいお茶が出来ますように。

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日本茶専門店 錦園 石部商店
店主 石部健太朗

日本茶インストラクター協会主催 日本茶審査技術研修会~静岡~

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本日、静岡茶市場においてNPO法人日本茶インストラクター協会主催 日本茶審査技術研修会が開催されました。通信講座を補う形での集合研修でしたが、実に88種類の資料茶が一同に用意された有意義なものでした。これだけの資料茶を集めることは費用の面でもかなり難しいことで、関係諸氏のご尽力には頭が下がる思いです。ありがとうございました。

内容は
荒茶外観審査「品質・茶期・産地」
茶期荒茶内質審査「産地・欠点・品種」
仕上茶外観「産地・品質(普通蒸し・深蒸し・玉露+かぶせ)」

中でも茶業者以外の方がほとんど目にする事がないであろう「欠点茶」についての内質審査は、業界外資格保持の方には値打ちのあるものだったのではと思われます。なぜなら様々な欠点茶は一般流通に乗る前にはじかれてしまったり、仕上の技術で修正されますからそのままの状態で手にはいることはまずないのです。ちなみに用意された欠点茶は「葉傷み」「むれ」「青臭」「萎凋」「火香」乾燥不足」「煙臭」変質臭」でした。
今回の資料用欠点茶はあえて、欠点があるように作るもので特定の欠点を目立たせる製造はある意味大変なことです(欠点は複合されて発生するものであり、今回の資料茶の「青臭」も蒸れ、葉傷み、変質などの多くの欠点を内在していました。資料茶の性質上、経時変化によって「青臭」は無くなってしまっているのはご愛嬌。←なぜかはちょっと考えるとすぐわかります。)

このほかにも、京都の玉露や鹿児島産の普通蒸し煎茶など私の扱いにないものにもじっくりと触れる事が出来、彼の地の茶園の様子やお茶作りの姿勢などに思いを馳せました。
荒茶からはそのお茶が育てられ製茶されていく姿、園地の様子。仕上茶からそれぞれの土地の仕上げ問屋がどのようなお茶を商品としていくのかが感じられます。
今回の資料茶において、仕上茶外観「玉露・かぶせ」はとても美味しそうなお茶でした。この雰囲気は静岡には無い物でまさに「THE 宇治」。そして、同じく仕上茶外観「鹿児島・普通煎茶」はよいお茶で製品から産地の勢いを感じました。素晴らしいですね。(私も微力ながら頑張りますから、静岡の生産家の方々に良茶製造を是非お願いします。)

さて、
午前10時から午後4時の長時間に渡る研修で、参加者の中にはワケがわからなくて混乱した方もいらしたかもしれません。業者外のインストラクターならなおさらです。でも、わからなくても諦めずにこれからもこのような機会を見つけたら参加してくれるといいなと思います。今日の数時間、88種類の資料茶は気がつかなくても必ず知識の積み重ねになっているからです。会場で「なぜ、わかるんですか?」と聞かれることもしばしばでしたが、私も昔はチンプンカンプンでした。お茶なんかただ緑でみんな同じに見えていたのです。

拝見(審査)は楽しいものです。お茶の良い悪いだけを知るのではなく、拝見をしているとお茶を作った人、土地、考え方がその向こうに見えてきますよ。


静岡会場の研修が終了し、この後は福岡、名古屋、東京、札幌、京都、仙台(※東京は2回)にて同様の研修会が開催されるそうです。日本茶鑑定審査技術通信講座受講者以外にも枠を設けている会場もあるかと思いますのでスケジュールの合う方は是非に。


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店主 石部健太朗

花粉症の季節。 そろそろ飲み始めることをおススメします。

画像は本日、2008年2月15日静岡新聞夕刊。
記事のタイトルは「県内のスギ林 紅葉」。先日より茶産地をまわり始め、あちらこちらで同様の光景を目にします。最近の冷え込みで、杉の花もちょっと足踏みしている感じですがこの寒さが緩むと一気に始まりそうな雰囲気です。

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さて、べにふうきに期待される抗アレルギー効果は一次予防にも有効ではと考えられています。つまり、アレルギー症状が起きる前に飲んでいるとその発症を抑えるというもの。薬ではないので効くとはいえないのですが、私自身の体感としては確かにそう感じますし、お客様からも同様な感想を頂戴しています。

発表では今年は昨年より飛散量は多く、例年に比べれば少ないとのことです。そろそろ花粉症対策の一環として飲み始めることをおすすめします。


<お知らせ>

2008年2月21日(木)~2月27日(水)まで静岡伊勢丹B1F おいしいふるさと村にて 紅ふうき(べにふうき、紅富貴)の試飲販売会を行います。べにふうきについてご興味のあります方はぜひお立ち寄りください。


一週間分を目安とするなら「釜炒り製粉末煎茶 紅ふうき(20本)¥1050」
一ヶ月分を目安とするなら「釜炒り製粉末煎茶 紅ふうき(100本)¥4200」


錦園の釜炒り製のべにふうきは一般的な蒸し製のべにふうきに比べて苦味が少なく飲みやすいのが特長です。「飲みやすいから続けられる。」これって結構、重要です。


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店主 石部健太朗

新茶の鼓動。杉山八重穂2008年。

新茶シーズンに向けて園地をまわり始めました。11月から昨年末は雨が少なく、心配されましたが年明けからは適度に雨が振ってくれてまずは一安心です。このまま順調にいってくれればと祈ります。
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画像は昨年、静岡県内でもっとも早く摘採製造が行われた園地です。(2007年度の摘採製造は3月31日でした。)

品種は極早生品種の杉山八重穂。多くの方が目にする蒲鉾型の茶畑とは異なり、一本一本の茶樹を伸ばして育てる自然仕立て栽培の園となります。

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ごらんください。寒さが厳しい日が続いていますが、お茶の樹を見てみれば新芽の準備が始まっています。なお、一般的な品種は出てくる芽はひとつですが、杉山八重穂は2つです。この重なって出てくる姿が八重穂の名の由来とされます。

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ちなみにこちらは静岡で撮影した同じ日の新芽です。品種と土地柄でまだ冬の顔をしています。(品種はやぶきた)比べてみると杉山八重穂の芽が大きくなっていることがわかります。

さて、2008年の新茶はいつごろになりますか。順調ならば決して遅くはないでしょう。多分4月の・・・。
ご期待ください。

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日本茶専門店 錦園石部商店
店主 石部健太朗

日本茶インストラクター試験終了、そして立春を過ぎて。

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ちょっと遅くなってしまいましたが、2007年度日本茶インストラクター二次試験、お疲れ様でした。受験なさった皆さまの合格をお祈りいたします。鑑定が難しかったとの感想など聞き及んでいます。確かに、普段からお茶を見慣れていない方にはちょっと厳しいのかもしれません。多くの方々が頑張って勉強し当日に臨んだことと思います。努力を補うちょっぴりの幸運がありますように。

さて、画像はもう見たくもないかもしれない「拝見茶碗」と「審査網」です。でもこの道具はお茶をいれることを考えたり、そのお茶が摘まれた様子、作られた様子を知るヒントをくれるものです。試験が終わったからといって、いや資格を取得したからといって決して仕舞い込んだりしないでほしいのです。わからなくて難しいことをそのままにせず是非これからも向き合ってみてください。

拝見茶碗の中でお湯と出会い、静かに開いていく様子はそのお茶がどんなふうに作られたかがわかります。時間がさかしまに流れる一瞬といってもいいでしょう。
試験というハードルがなくなったからこそ、健やかにお茶を見ることが出来ます。

日本茶インストラクター、アドバイザーの資格を活かすということは茶業の振興などではありません。資格を利用して日々の生活を心豊かに過ごすこということです。セミナーをしたり、お茶のいれ方教室を開いたりする事ばかりが重要ではありません。資格を活かす方法は人それぞれです。

多くの皆さまがお茶を通して楽しい時間を過ごせますように。

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