ちりとてちん お茶の風景
実はあまりテレビを見ない石部です。そんな私が何の気なしに見たNHKのドラマ
「ちりとてちん」(11月27日放送)。
目に留まったのは渡瀬恒彦さんがお茶をいれるシーン。
磁器の土瓶と湯のみを使用し一杯のお茶を入れるのですが、まず湯のみにお湯を
いれ湯量をはかり取るところから始まるのです。前後のシーンを見ていないので詳細
はわかりませんがヒロインの為だけに一杯のお茶をいれ「心が温かくなったらあやまり
なさい。」といった意味の台詞をつぎ、それ以上は語らずに渡瀬さんは席をたちます。
場面が変わりヒロインは友人に、「いつもと同じお茶なのに温かく感じた。」と語ります。
このシーン、「お茶」と「お茶をいれる。」ということが心憎いほどに活かされています。
本来は多人数にいれるための道具を使いながらあえて「ひとり」の為にお茶をいれる
演出。道具を多く使用せずシンプルに、でも丁寧お茶をいれている事がわかる演技。
とてもいいシーンでした。
お茶は乾物の状態では未完成です。茶葉とお湯(もしくは水)を出会わせ完成品とし
ます。お茶をいれるということはそれを飲む人のために完成品をつくるということ。
そこに到るまでの道は様々であり、した事がちゃんと結果に現れます。お茶をいれる
というのはシンプルな料理ともいえるのです。
この部分だけは、いやこの部分こそがペットボトルなどのすでに出来てしまっている
お茶にはマネ出来ないところです。(味や香りならペットボトルなどのReady to Drink
はかなり良くなっています。ペットボトルよりおいしくないリーフなんてゴロゴロしてる
といっても過言ではないでしょう。)
ちょっと話しが脇道に逸れそうでしたが、本日の放送はお茶がとてもよいアイテムとして
使われ茶に関わる人が見たらかなり嬉しくなる回だったのではないでしょうか。
「ちりとてちん」(11月27日放送)。
目に留まったのは渡瀬恒彦さんがお茶をいれるシーン。
磁器の土瓶と湯のみを使用し一杯のお茶を入れるのですが、まず湯のみにお湯を
いれ湯量をはかり取るところから始まるのです。前後のシーンを見ていないので詳細
はわかりませんがヒロインの為だけに一杯のお茶をいれ「心が温かくなったらあやまり
なさい。」といった意味の台詞をつぎ、それ以上は語らずに渡瀬さんは席をたちます。
場面が変わりヒロインは友人に、「いつもと同じお茶なのに温かく感じた。」と語ります。
このシーン、「お茶」と「お茶をいれる。」ということが心憎いほどに活かされています。
本来は多人数にいれるための道具を使いながらあえて「ひとり」の為にお茶をいれる
演出。道具を多く使用せずシンプルに、でも丁寧お茶をいれている事がわかる演技。
とてもいいシーンでした。
お茶は乾物の状態では未完成です。茶葉とお湯(もしくは水)を出会わせ完成品とし
ます。お茶をいれるということはそれを飲む人のために完成品をつくるということ。
そこに到るまでの道は様々であり、した事がちゃんと結果に現れます。お茶をいれる
というのはシンプルな料理ともいえるのです。
この部分だけは、いやこの部分こそがペットボトルなどのすでに出来てしまっている
お茶にはマネ出来ないところです。(味や香りならペットボトルなどのReady to Drink
はかなり良くなっています。ペットボトルよりおいしくないリーフなんてゴロゴロしてる
といっても過言ではないでしょう。)
ちょっと話しが脇道に逸れそうでしたが、本日の放送はお茶がとてもよいアイテムとして
使われ茶に関わる人が見たらかなり嬉しくなる回だったのではないでしょうか。