日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 

日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

暑中お見舞い申し上げます。夏の茶園 標高800mの園地より

7月22日は大暑。まるで申し合わせたように今年初めてクマゼミの声を聞きました。この蝉の声を聞くと本格的な夏の訪れを感じます。

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画像は先日登ってきました築地東頭の園地。これまでお伝えしていた大きく育った茶樹の園地とは思えない方も少なくないのではないでしょうか?
築地東頭は年一作の自然仕立てがその栽培方法です。5月下旬の摘みとりが終了したら葉っぱが残らないほどにバッサリと刈り落とします。

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畝間には刈り落とされた枝がいっぱい。そして小さくなった樹には力強い芽が生まれています。
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この新芽が大きく育ち、9月下旬にはおなじみの自然仕立て園の姿となることでしょう。
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4月26日の記事と比較して頂けるとわかりやすいかも知れません。

暑い夏となりそうです。お茶の樹も人も健やかでありますように。
暑中お見舞い申し上げます。
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日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)
  1. 2008/07/22(火) 10:05:19|
  2. 築地東頭(つきじとうべっとう)
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2008年版 築地東頭 5月29日より販売開始です。

お待たせいたしました。2008年版築地東頭が5月29日よりの販売開始です。本年度は例年以上に力強い新芽が出来た年なので製品もいつもより伸びやかに大きなお茶になりました。

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実に素晴らしい形状です。

まだ仕上がったばかりですのでしばらくは新茶らしい荒々しさがあり、いれる側にとってちょっと手ごわいことでしょう。ただ、この新茶らしさも季節を楽しむ味わいのひとつですからそれを味わうのもまた面白かったりします。夏を過ぎる頃にはとげとげしかった部分が影をひそめて、甘さも増しいれやすくなりますがそれはそれでつまらないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

リニューアルしたパッケージはこちらです。
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これまでの巻紙に情報を掲載するスタイルから「お茶のしおり」を添付するスタイルに変更しました。ギフトなどの場合は別に箱をご用意します。

2008年版暫定価格 ¥3150/50g(※6月に価格変更の可能性があります。)
静岡伊勢丹B1F おいしいふるさと村にても29日より販売開始いたします。

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)
  1. 2008/05/28(水) 20:51:46|
  2. 築地東頭(つきじとうべっとう)
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2008年版 築地東頭(つきじとうべっとう)最終日。5月24日 

5月24日は築地東頭の2008年摘採最終日でした。6日の摘採製造、約160kgの荒茶が出来上がったことになります。一年の丹精が製品となる時にたち合わせて頂けたことに感謝します。
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玉川横沢の缶貼がされた見本缶。中には築地東頭の荒茶。
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横沢共同は5月上旬に一番茶の本格的な製造が始まり、今日(24日)が最終日。錦園のお茶としては「築地山峡」「築地香駿」「玉川横沢」「築地東頭(つきじとうべっとう)」が生産されました。特に「築地山峡」「築地香駿」「築地東頭」はほぼ完璧な単産地の単品のお茶です。現在の日本においてこのようなお茶を扱えることはご協力をくださる皆さまのおかげです。ありがとうございます。
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精揉の工程(※お茶を針のような形に伸ばす工程。茶葉の中にある水分を均一に乾かしていくには針のような形にする必要があります。)を見る私。お茶がドラマチックに伸びてゆく姿は見ていて面白いものです。艶やかに濡れたような茎(剣)は園地で力強く育った良茶の証です。

横沢製茶共同組合は昭和58年(1983年)操業開始。(※築地東頭が製造されたは昭和63年(1988年)から。)以来、園地でやわらかく大きく育てた新芽から作られる艶やかで伸びやかな山間地生産茶の理想ともいえるお茶が作られ続けています。

世界を見たときこの精度のお茶が数百キロ以上のボリュームで作られ、この価格帯で手に入れることが出来るのは日本だけです。本来、先進国の高い労働コストでは作ることが出来ないとされる「茶」という工芸作物の生産を可能にした努力の賜物が今、私たちの目の前にあります。


日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)
  1. 2008/05/25(日) 09:15:20|
  2. 築地東頭(つきじとうべっとう)
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2008年 一〇八夜の手摘み新茶 築地東頭(つきじ とうべっとう)

2008年5月21日。立春から一〇八夜の日。毎年、標高800Mの手摘み新茶「築地東頭(つきじとうべっとう)」はこの頃に最盛期をむかえます。
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お茶摘みさんが約15名、ひと芽、ひと芽丁寧に新芽を集めていきます。一本、一本の茶樹を大きく育てる自然仕立て園は人の手でなければ新芽が摘めません。そしてそれだけではない「手でしか出来ない精度と品質の生葉」が重要なのです。
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笠の方は園主築地さんの奥様、美幸さん。お茶摘みさんの手配、摘採のペース配分などはすべて美幸さんのお仕事。
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新芽を痛めずに手際よく摘みとる技術もすばらしい。手に持ちすぎず、びくの中の生葉はふわりとしたまま。(このようになっていると熱がこもりにくくて葉を痛めないのです。)
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夕暮れ近くの陽射しの中、美しい園地が広がります。人と静岡の自然がが作り出した宝物のような世界です。園地が出来て22年、栽培されている品種は「やぶきた」と「おおむね」。
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園地を後にする時、見上げれば空には一筋の飛行機雲。

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摘採後、新芽は横沢共同へ運ばれます。本日の摘採量は約150kg。お茶摘みさんひとりが一日かけて10kg摘めた計算になります。緑の生葉の山。ひと芽摘むのに一回、人の手が動いている。この当たり前の事に感動を覚えます。
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夕方から製造開始。画像は給葉機と蒸し機。横沢共同では独自の製茶理論に基づく生産が行われておりお茶作りをなさった方が見るとちょっと驚く風景がそこかしこに見られます。1バッチ50kg。3ホイロの製茶。深夜には約30kgの荒茶が出来上がる予定。
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園主であり組合長の築地さんと工場長の豊さん。山のお茶作りの話や村の出来事など楽しい話しをたくさん聞かせて頂いています。※今日、聞いた話し:以前は茶農家さんがお茶を作り終えて大海(お茶をいれる大きな紙袋)にお茶をいれて縁側においておくと茶問屋が山に来てまとめて買っていったとのこと。おおらかな昭和の時代の話ですね。)
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夜10時をまわる頃、ひとホイロ目が出来上がりました。50kgあった生葉から出来上がる荒茶は約10kg。一枚の葉に戻る針のように揉み上げられた茶は素晴らしいのひと言。これはと思ったものをピックアップしてお湯をさせばこの通り。
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工芸作物としての茶の姿を目の当たりにする場所にいられることに感謝。
築地さん豊さんの言葉で忘れられない言葉があります。
「特別な事は何もしていない。よいお茶をつくるために当たり前のことをただ当たり前にしているだけだよ。」外連味のない二人の言葉、出来たお茶。そしてその香味。「当たり前」という言葉の重さを感じずにはいられません。

築地東頭の製造も残すところあと3日くらいでしょう。2008年の新茶シーズンがいよいよ終わりです。今年も魅力あふれる素晴らしい静岡茶がご用意出来ました。

日本茶専門店 錦園 石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)
  1. 2008/05/23(金) 17:57:52|
  2. 築地東頭(つきじとうべっとう)
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2008年 築地東頭(つきじ とうべっとう)摘採開始! Α(アルファ)にしてΩ(オメガ)の日本茶。

2008年5月17日(土曜日)静岡市安倍川上流域、横沢地区東頭、標高800mの茶が摘採開始となりました。山深い園地ですので途中で野生動物に遭遇することもしばしばです。今日の野生はニホンカモシカ。出現が急だったのでピンボケになってしまいました。
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築地東頭の園までちゃんとした道が通っているわけではなく、山道を登ります。農家ではない私は登る前にブーツの靴紐を締めなおすところからスタート。
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途中の道はこんな感じです。
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登りきった先に広がるのがこの自然仕立ての茶園。自然の中にある人が作り出した美しい風景です。例年に比べてちょっと早いのかなと思う新芽の様子。これならば安心して最終日まで良質な葉を摘採し続けられることでしょう。
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摘採はご覧のようにひと芽、ひと芽を大切に摘みとる「手摘み」。人の手でしか出来ない仕事です。
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摘みとられた新芽は涼しい小屋で一旦保管。この素晴らしい原葉。良茶の誕生を予感させるに十分です。
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静岡の山間、標高800mの園地に広がる自然仕立て園。園地に続く作業道もなく、もちろん電気や水道などありません。農作業に必要な水は雨水をためて使います。
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年一作、一番茶のみ。摘採はすべて手摘み。園地で最高の原料を生産し、技術を尽くして良茶の製造に臨む。これこそが「工芸作物」としての茶の究極の姿です。今日から約一週間。築地東頭の生産が続きます。

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築地東頭の園地にて。2008年5月17日。
日本茶専門店 錦園 石部商店
店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)
  1. 2008/05/17(土) 21:06:44|
  2. 築地東頭(つきじとうべっとう)
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日本茶インストラクター(02-0362)
日本茶専門店 錦園石部商店http://www.nishikien.com/

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