始まりの茶園 築地山峡

山奥の急傾斜に作られた茶園。ここは私にとって始まりの地のひとつです
やぶきたと山峡の混植園。初めて訪れた頃はこの園地で茶樹を見てもさっぱりわかりませんでした。品種や栽培についてを真剣に考える切っ掛けになったのはここで作られた茶を見て、そして園地に来れたからです。
写真や映像で伝わるのは一面だけで、やはり、実際に肉眼で見て、手で触れ、そこの場所の空気の中にいる事でしか届かないものがあります。
考えられない所でお茶を作っていますね。
ああ、あの山峡の茶園なんだなあと染々思うところですね。
凄いなあ。今の茶園を見てもお茶が美味しいだろうなと思ってしまいます。
ご一緒させていただいた皆さんの言葉は以前に私が感じたことそのままです。
お茶とはいいものです。
永年性の作物であり、長い間その場にいます。人よりも長生きでその営みが垣間見られます。
ただ美味しいだけではない。
これこそがお茶の中に秘められた大きなテーマなのでしょう。そして、それは茶以外の事柄にも繋がる部分です。
ご縁のあります方々とまたこちらに来れればと思っています。
その際は何卒よしなに。
