日本茶インストラクター Nishikien owner's weblog 


日本茶インストラクターの店主によるお茶や茶器などにまつわる事柄。

良茶製造の基本。適期摘採。佐渡山の適期は今。

静岡産大走り手摘み新茶、ご好評を頂いております。杉山八重穂の香味は新茶イメージにぴったりマッチしていて、ひと足先に楽しむ旬の味わいです。

大走り新茶を販売していますと多くのお客様に「もう、新茶なんですね。」との声を頂きます。この「もう」の部分は「え、こんなに早い時期に新茶が採れているんですか?」がきっと含まれています。確かに、2009年の摘採開始は3月26日ですので5月が新茶のシーズンと思っている方には驚きの早さでしょうね。

さて、大走り新茶、確かに早く出来た新茶のイメージですが、お茶の生産から考えると別に不思議な事ではありません。品種の特長として3月下旬から4月上旬に摘採の適期をむかえているというに過ぎないのです。
加温もしていないし、トンネルなどを使った保温による促成栽培でもなく、露地栽培による自然な栽培です。他の産地と早さの競争をして無理に摘んでいるのでもありません。

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昨年2008年3月26日の杉山八重穂(静岡市:駿河区)

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今年2009年3月26日の杉山八重穂(静岡市:駿河区)

摘みとりをした2009年3月26日と比べ、2008年3月26日はまだ新芽が小さい印象で摘みとりは数日先になります。

摘みとるべき時に摘み、製茶をしています。杉山八重穂にとって旬は今。静岡には多種多様な品種の財産があり、それを活かせばお茶の楽しさをもっと提案できるはずです。


静岡で一番早い露地新茶を生産しているのは「静岡県静岡市駿河区丸子」です。何十年も前から県内のどの産地よりも早く、共同工場による製造が始まり昔ながらの静岡茶を作り続けています。

現在、生産量が多く主要品種となっている「やぶきた」。中生とされますが、在来を中心とした生産がされている時代には「早生」扱いの品種でした。早生か早生でないのかは生産量の多さによって変わります。未来において杉山八重穂が極早生ではなくなる可能性もゼロではありません。



日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

大走り手摘み新茶。新茶の出来は上々です。

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園地での様子をお伝えしていましたが、「茶」に出来上がった杉山八重穂の画像は今年初めてになります。3月26日からの寒の戻りも大きな影響はなく、佐渡山らしい香味のお茶となっています。
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拝見茶碗の中は、いかにも手摘み摘採のお茶というのがわかります。ハサミ刈り(可搬型摘採機・手バサミを含む。)のお茶にあるスパっと切れた部分がなく、製茶の段階で切れてしまったところだけが見られます。
水色は形状のあるお茶らしい透明感のある薄い色。昔ながらのお茶づくりが現代に生きています。元来、手揉み茶を原点とする日本茶は上手に出来れば水色は出ないものです。

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大切に作られたお茶をよい茶器(道具)でいれる。乾物である製品としての「茶」から飲料、嗜好品としての「茶」へ。茶葉から、園地や作り手が見えます。 お茶を見れるようになると、楽しさは無限に広がってきます。 「だだ美味しいだけではないお茶」。そんなお茶が静岡にはあります。


日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

静岡市産 大走り手摘み新茶 私と蓋碗と杉山八重穂

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26日に摘採された2009年静岡県で最も早い露地栽培の手摘み新茶を28日、29日に静岡伊勢丹にて試飲販売させて頂きました。2日前まで園地で輝いていた新芽が「茶」として眼前にあることをどこか不思議な気分になりつつ呈茶していました。
この時期に私が使いたい茶器は毎年、常滑蓋碗です。今回は錦園オリジナル茶器でお世話になっている磯部さんに作って頂いた常滑蓋碗「宝生庵」。(以前の東京で開催されたOZONE夏の大茶会でとても好評だった茶器です。)

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器にいれた茶葉と湯が出会い、とたんに時計の針が逆しまに回るのを感じます。濃い緑から、きいろ味を帯びた緑へとなりつつ、開いてゆく葉。
この風景を眺めるにはやはり黒い常滑蓋碗がふさわしいと思うのです。

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2日間の催事はとてもご好評を頂きました。ご来場の皆さま、諸関係者の方々ありがとうございました。2009年の新茶シーズンは幸先のよい幕開けです。



日本茶専門店 錦園石部商店
錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

明前の静岡茶。静岡市駿河区丸子佐渡山の杉山八重穂。

静岡県でもっとも早い初物の新茶。3月26日摘採でした。画像はまだ撮影出来ていませんが、製茶、仕上げが済んだ2009年の新茶が今、私の目の前にあります。

佐渡山ではこれまでに3月28日に摘採したこともあり、温暖化ゆえの出来事ではないといえるでしょう。杉山八重穂は極早生ゆえに霜害に合いやすく導入はしたものの多くの生産者が諦めてしまった品種です。この土地ではそれを大切に育て、工夫を凝らして現在まで生産を続けているのです。

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一連の画像が3月26日撮影と信じられない人も少なくないでしょうね。
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加温をしたわけでもなくこの品種は今、摘採適期をむかえています。やわらかな陽射しに育まれ、爽やかさと甘さを感じる香味。それは杉山八重穂だからこそ楽しめる味わいです。

新茶シーズン3月から5月末まで、それぞれの土地、品種の味わいを楽しめる気持ちを多くの人が持てたらいいなと思います。

清明節頃の茶の味、八十八夜頃の茶の味。味の違いをちゃんと理解しながらお茶に接することが出来たらこれまでとは異なる喜びがありそう。これはブレンドでは楽しめない茶の世界です。

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2009年3月26日 杉山八重穂の園地にて。

さて、出来上がった新茶。「大走り手摘み新茶」としてまずは3月28日、29日の2日間、静岡伊勢丹にて試飲販売をさせて頂くことになりました。
お近くにおいでの際はお気軽にお立ち寄りください。


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錦園店主 石部健太朗
日本茶インストラクター(02-0362)

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2009年3月26日。静岡産露地栽培新茶摘採を開始しました。2009年新茶シーズンの開幕です。

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2009年3月26日。静岡市駿河区丸子佐渡山(標高103m)にて露地栽培新茶の摘採が始まりました。2009年は2月の暖かさと降水量の多さが新茶を駆け足にしました。天の恵みを一身に受けて本日を迎えました。
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詳細はまた明日。



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