育つ茶器。本当の値打ちとは?
職人諸氏の手による茶器は、基本コンセプトを踏まえそれにそった製作をした時「同じように」見えることがあります。(この「同じように」作れることは職人としての技術力の高さの証明です。)ただ、翻って考えれば「同じように見える」だけであり、その誕生から基本的に「唯一無二」の存在ともいえます。そして、急須がさらに値打ちをもつのは使われてこそ。

この画像、右上は焼きあがったばかりの品、左下は約1年程度使用したものです。この2つはじめは同じ色だったのです。(よく見ると注ぎ口に元の色が垣間見られます。)
使ったあと、やわらかな布で乾拭きしていくだけで急須はその色艶を深め、お気に入りの品に育っていきます。そうして姿を変えた急須は窯元では作ることが出来ない値打ちのひと品になります。前回の出張時、数人の職人さんから何かの折りに、何年も大切に使われた急須を見ることがあるとその綺麗さに驚くとのお話しをうかがいました。
作り手と使う人で育てていく茶器。とても素敵なものです。
今後、お客様が大切に使った急須を囲んでその製作者と話しが出来る時間を作れたらいいなと思っています。

この画像、右上は焼きあがったばかりの品、左下は約1年程度使用したものです。この2つはじめは同じ色だったのです。(よく見ると注ぎ口に元の色が垣間見られます。)
使ったあと、やわらかな布で乾拭きしていくだけで急須はその色艶を深め、お気に入りの品に育っていきます。そうして姿を変えた急須は窯元では作ることが出来ない値打ちのひと品になります。前回の出張時、数人の職人さんから何かの折りに、何年も大切に使われた急須を見ることがあるとその綺麗さに驚くとのお話しをうかがいました。
作り手と使う人で育てていく茶器。とても素敵なものです。
今後、お客様が大切に使った急須を囲んでその製作者と話しが出来る時間を作れたらいいなと思っています。
2008年よい茶器とお茶で、ちょっと上質な日常を楽しんでみませんか?